# SWEET BOX × ３JSB

０２ ページ16

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〈 Aside 〉



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重たい目を開けると

見覚えの無い、白い天井。









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(( どういうコト？ ))






寝ぼけ眼のまま

必死で、昨日の記憶を辿ってく。









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「 嘘でしょ 、 」









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白いシーツに包まれた

あたしの身体は、服を着てない。









＿＿＿＿ 隣には、登坂さんの寝顔。









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途切れた記憶が

全て、リンクした時 ＿＿＿









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『 ・・・ おはよ 』









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目を細めた彼が

あたしの腰を、強引に引き寄せた。









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『 身体 痛くね？ 』


「 あっ … あの 、 」


『 ん？ 』






「 あたし、登坂さんと … 」









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「 記憶違いで有ってほしい 」






そんな、あたしの想いは

登坂さんの言葉で消えてゆく。









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『 すげぇ鳴いてたよ、昨日 』


「 え … ？ 」









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信じられない自分が居た。









あたしには、大切な恋人が居て

その人は … 彼の大切な仲間。









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『 胸、見てみ？ 』


『 俺の … って跡 』









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登坂さんに言われ

自身の胸を見て、言葉を失った。









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チラチラ、と咲く紅い跡。







あたし達２人が

重なり合ってしまった証拠。









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どちらが悪い？






あたしを騙した彼と

彼に騙されたあたしと。









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『 逃げんじゃねぇ 』


「 離して … 、 」









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＿＿＿＿ どちらも、同罪だ。









その証拠に

触れる、彼の感触の所為で

・・・ 苦しい程、身体が疼く。









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『 欲しくなっちゃった？ 』


「 そんなわけ … っ 」









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昨日の、たった１度の過ちで

あたしの身体は … 変わった。









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あたしは、彼から

二度と逃れるコトは出来ない。









Fin









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