検索窓
今日:26 hit、昨日:10 hit、合計:10,300 hit

本編219 ページ24

出てこないな…スパーダ。


さっきからドアをたたいているんだけど。


もう寝たのか?


さっき様子がおかしかったからそれは無いと思うが…。


「スパーダー!」


呼びかけてみる。


うっとおしく思われたってかまわない。


俺はどう思われるとしても、仲間のために動く。


「ラッキー…?」


ドアを開けてくれた。


「どうしたの?」


スパーダは…笑った。


「いや…」


どう言えばいい?


様子がおかしいことを指摘してもごまかされるだけだ。


「いやー、ちょっと腹減っちまってなー。」


何言ってんだ俺?!


腹減ったからなんなんだよ?


なにか作れってか?


図々しいだろ!


「そっか。肉じゃがくらいだったらつくれるけど…それでいい?」


当然のようにつくると言った。


普通だったら


「こんな夜に?!」


だとか


「嫌だよ。」


とか言ってもいいところなのに。


「いいのか?!」


仕方ない。


このままの流れで聞き出そう。


警戒されないように。


ゆっくりと。

本編220(スパーダside)→←本編218(スパーダside)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (7 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
7人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:杏奈(仮名) | 作成日時:2017年7月15日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。