【キュウレンジャー】ラッキーの憂鬱 2 (ページ49)

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本編98 ページ49

それからしばらく遊び、俺達は宇宙に旅立つこととなった。

「キュウレンジャーのみなさん！本当にありがとうございました。また来てくださいね！」

ラクが明るい顔をしながら涙を流している。

嬉しいような悲しいような、複雑な気持ちなのだろう。

俺もそうだ。

この星はとても楽しかった。

出発すればまた、きびしい戦いが待っている。

行きたくなくないと言えば嘘になる。

でも俺は救世主としての使命を果たさなければならない。

それに、それほどたたかいが嫌いだというわけではない。

みんなといるのは好きだし、楽しいと思えるようになってきた。

「じゃあな！」

「またいつか！」

オリオン号に乗り、出発した。

「次のいきさきは？」

ラプターが聞いた。

「地球だ！」

小太郎のいるところだよな？

どうしてだ？

「どうして？」

ハミィは不思議そうな顔をしている。

「放送とかぶってはいけないからな。」

「え？」

何を言っているんだ？

司令は。

「とりあえず地球だ！あそこにはたくさんのジャークマタがいる。だからだ。」

むりくり理由をつくっているように見えけど、まあいい。

小太郎にこんかいのことを話したかったしな。

「それじゃ、地球に向うぞ！」

「おっきゅー！」

そんなこんなあって、俺達は地球に向かうのだった…。