【キュウレンジャー】ラッキーの憂鬱 2 (ページ45)

今日:37 hit、昨日:0 hit、合計:16,464 hit

本編94(ラクside) ページ45

スコルピオ様がいなくなった。

良かった。

星のみんなもぼくを受け入れてくれている。

こんなにうまくいっていいものなんですかね？

「よかったね、ラク！」

…そうか。

キュウレンジャーのみなさんのおかげなんだ。

お礼言わないと。

「あっ…あの…ラク、さん？」

遠慮しがちに声をかけてくれる女性。

「はい！なんでしょう？」

なんだか緊張するな。

「すみませんでした！」

え？

なんで謝られてるんだ？

ぼく…なにかされましたっけ？

「話も聞かずに一方的におそろしい敵だと判断して…け嫌いして私…っ。」

その事ですか。

そんなこと…気にしなくていいのに。

「いいんです。実際にぼくたちジャークマターは宇宙のたくさんの生命をおびやかしてきましたし。」

そう言うとスパーダさんがぼくの目の前に立ち、優しい笑顔を見せた。

「それは違うよ。」

違う…？

どこがですか…？

「お前はもう、ジャークマターじゃないだろ？」

肩に手を置いてきた。

ラッキーさん…。

そう…ですよね。

ぼくは今からこの星のみなさんと過ごしていくのですから…。