【キュウレンジャー】ラッキーの憂鬱 2 (ページ16)

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本編65(ハミィside) ページ16

ジャークマターにこんな人(？)ってか猫(？)いたんだ。

いい子で…。

さっき言ってた誰にも傷ついてほしくないってゆーのもきっと本心だよね。

「いーよ、座って。」

「はい…。」

遠慮しながら座った。

周りをキョロキョロ見ている。

緊張してるのかな…？

「ラク…くん。あなたはなんでジャークマターなのにそんなに優しいの？」

そう聞くと少し考えるそぶりを見せた後、口を開いた。

「ぼくにも分からないんです。」

悲しい顔のラク。

「ほかのダイカーンやカローは自分をつらぬいていて…なのにぼくはいまだに誰にも傷ついてほしくないと思ってしまっているんです…。」

とにかくいい子なんだな。

「だったらなんで近くに人がいなかったんだ？」

たしかに。

私たち以外見あたらなかった。

「モライマーズがこの海の近くにあるため、ぼくは基本この近くにいます。でもこの自分たちとは違う姿を見て…逃げていってしまうんです。」

ひどい…。

なにもしてないのに…。

「大丈夫だよ。守ってあげる。」

私たちは、救世主。

困っている人(？)を見逃すことなんて、できないのだから…。