おれんじ (ページ31)

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30 西畑歓喜の日ページ31

大「あー可愛い！両手に花！」

「ねぇさっきからうるさいんやけど」

大「俺の好きな顔の子が2人も乗ってる！

死んでも安全運転で行きます！」

「いや死んだらあかんから」

『まぁまぁ……(笑)』

Aちゃんを車に乗せてから

大ちゃんの変なスイッチが入ってしまった

さっきから大ちゃんはAちゃんを可愛い可愛いと連呼して

赤信号で止まるたびに後部座席を覗きこむので

僕が「青なったで」と頭を強めに引っ叩く

さすがに運転中は集中してるけど

ちょっと止まったらすぐ後ろを向いて

Aちゃんの顔を見てニヤニヤしてる、キモい……

大「もうちょいでホテル着くから準備しとき」

「分かった」

『え、ホテル行くん？』

「僕の家に大ちゃん入れたくないし

ほぼ初対面の大ちゃんの家に入りたくないやろ」

『確かに』

大「流星いつになったら大ちゃんのこと

おうちに呼んでくれるん？(あざとい顔)」

「そんな予定無いでーす(無視)」

『大ちゃんのあざとさの人工感すげぇな』

大「大ちゃん今すごく傷ついた……」

「一人称大ちゃんの時はフル無視でいいからね」

『おけ』

大「まってそれ教えたらあかんやつ」