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貴方side
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A「ごちそうさまでしたー」
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夕飯を食べ終えると食器洗いを手伝い
柚樹くんの部屋へ戻った｡
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柚樹「―…あ､お疲れ｡」
A「もう､柚樹くんああいうの手伝わなきゃダメだよ？」
柚樹「今度からするよ(笑)」
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やっぱり柚樹くんは不思議だ｡
学校じゃあんなに頼れる人なのに､家ではコレ｡
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やっぱり一緒にいる時間が長いと甘えちゃうのかな｡
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A「…まあ私がどうのこうの言う事じゃないけどね｡」
柚樹「いや､俺も手伝わなきゃダメだよね｡ありがとう｡」
A「…本当に解ったのかな｡」
柚樹「どうだか(笑)」
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でも､親ならこんな子でも「可愛い」って思うんだろうね｡
いいな､こういう家庭って…
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羨ましい。
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A「―…いいね､柚樹くんは｡」
柚樹「え？」
A「ううん､なんでもない―…」
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きっと私が完璧にこなそうとしすぎてるんだ｡
本来なら､柚樹くん見たいなのが本当であって―…
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私は…
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柚樹「―…Aちゃん？」
A「…何？」
柚樹「顔色悪いけど―…」
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A「…や…！」
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私の顔に触れようとしたその手を振り払ってしまった｡
心配してくれたのに―…
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A「あ―…ごめ…ん｡」
柚樹「いや､俺もごめん…嫌だったよね｡」
A「ちが―…」
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言いたいよ､言いたいけど―…
言えない｡
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「私の家もこんな風に―…」なんて｡
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柚樹「―…え､Aちゃん…泣いてるの…？」
A「え…あ､れ…なんだろ…」
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その時だった｡
私の瞳から涙が溢れ出した｡
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拭っても､拭っても…止まらない｡
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あぁ､私ってだからダメなんだ―…
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A「…何で…我慢出来ないんだろうね…」
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こんなちっぽけな事､我慢すれば大丈夫なのに｡
それなのに―…
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幸せになりたい､なんて欲張りなのかな―…？
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∞eighterヤス0911∞ - とてもキュンとしました♪これからもがんばってください (2015年11月20日 2時) (
レス) id: 0691079db0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごいです！書き方も、参考になりました！ありがとうございます！！ (2015年8月2日 18時) (レス) id: 69b8d3345a (このIDを非表示/違反報告)
ユラナス(プロフ) - 初めて読ませて頂きました！文の表現の仕方がすごいです！私も小説書いてるんですっごく参考になりました(*^^*)ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2015年7月7日 21時) (レス) id: fadd2adfc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 更新頑張ってくださいね！ 応援しています(*^_^*) (2014年8月14日 7時) (レス) id: 02f5d1e405 (このIDを非表示/違反報告)
碧侑 - キュンキュンで最高ですっ！ 番外編が楽しみですっ♪ (2014年8月7日 18時) (レス) id: 3502d5912c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*琳檎*
| 作成日時：2012年9月23日 18時
