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貴方side
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キュッ…と強くなる柚樹くんの力。
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どこか苦しくて…
だけど安心している自分がいた。
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柚樹「大丈夫―…」
A「…柚樹…く…ん。」
柚樹「…何?」
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さっきまで震えていた体がいつの間にかおさまっていた。
そして私は途切れ途切れにこう言った。
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A「今日は…ずっと傍に…居て…?」
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自分でも驚いた。
普段、こんな事を人に言う事なんてなかったから。
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それに柄でもない。
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けど柚樹くんは―…
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柚樹「…うん、傍にいるから。…俺の家、行こう?」
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優しくそう言ってくれた。
そして腕を優しく掴んで、立たせてくれた。
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その手は腕から指へと絡めて手を繋いでくれる。
ちゃんと人の気持ち解ってくれてるんだな―…
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A「…ごめんね…」
柚樹「何言ってるの、あんな事あって怖いのは当たり前だよ。」
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やっぱり貴方は優しく笑ってくれて…
私もそれに釣られて思わず口許が緩んでしまう。
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柚樹「ほら、そうやって笑ってた方が可愛い。」
A「え…?」
柚樹「…悲しい顔なんてしないでよ。」
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貴方は微笑みながらそう言った。
ずっと笑顔なのは…私の為…?
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柚樹「解らないんだけどさ、Aちゃんが悲しい顔してると…
俺まで悲しくなっちゃうんだ。」
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それが本心かは解らないけど。
でも…
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A「…ごめんね、私…柚樹くんが笑顔だったら笑顔になれるよ?」
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貴方が優しいのは確実だ。
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柚樹「そうなの?じゃあ俺、ずっと笑ってるよ(笑)」
A「ふふ、じゃあ私も笑ってるね♪」
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傍にいると―…
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凄く安心出来るんだ。
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柚樹「うん、約束ね。」
A「うん…約束。」
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私にとって貴方って―…
何だろう?
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∞eighterヤス0911∞ - とてもキュンとしました♪これからもがんばってください (2015年11月20日 2時) (レス) id: 0691079db0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごいです!書き方も、参考になりました!ありがとうございます!! (2015年8月2日 18時) (レス) id: 69b8d3345a (このIDを非表示/違反報告)
ユラナス(プロフ) - 初めて読ませて頂きました!文の表現の仕方がすごいです!私も小説書いてるんですっごく参考になりました(*^^*)ありがとうございます!これからも頑張ってください! (2015年7月7日 21時) (レス) id: fadd2adfc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 更新頑張ってくださいね! 応援しています(*^_^*) (2014年8月14日 7時) (レス) id: 02f5d1e405 (このIDを非表示/違反報告)
碧侑 - キュンキュンで最高ですっ! 番外編が楽しみですっ♪ (2014年8月7日 18時) (レス) id: 3502d5912c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*琳檎* | 作成日時:2012年9月23日 18時