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貴方side
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A「なんで―…」
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玄関にはあるはずないお父さんの靴｡
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私は靴を乱暴に脱ぎ捨てて
リビングへ向かった｡
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A「お母さ…っ…「お前がいけないんだ!!!!!!!!」
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ﾊﾞﾁﾝ―…
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リビングの扉を開いた瞬間鳴り響いた音｡
目の前でお母さんが倒れ込んだ｡
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A「お母さん…っ…！」
父「…A…？」
母「Aダメ…っ」
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お母さんの言ってる意味が理解出来ない中
お父さんは私にじりじりと近づいてくる｡
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A「お父さん…何…」
父「お前…本当にAなのか？」
A「そうだけ…ど…」
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そしてお父さんは私の頬にｿｯ､と手を触れた｡
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父「綺麗になったな…」
A「ちょ…っ…何す…」
父「父さんいなくて寂しかっただろ？」
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"寂しかった"…？
お父さんがいなくて寂しかった…？
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そんなの―…
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A「そんな訳ないじゃん…」
父「あ？」
A「勝手に家出てって…女の所いって…よくﾍﾗﾍﾗと帰ってこれたね｡」
父「お前…っ…」
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その時
お父さんが私の腕を強く掴んだ｡
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A「や…っ…」
父「こんな腕､すぐに折ってやれるんだぞ？」
A「…助けて…」
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誰か…
助けてよ｡
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柚樹くん―…prrr
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その時､
私の携帯がなった｡
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A「離して…っ」
父「うわっ…」
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私はお父さんの手を払って電話に出る｡
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A「もしもし…っ…」
柚樹(あ､Aちゃん？今ちゃんと家にい―…「助けて…！」
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相手が柚樹くんだと知ると助けを求めた｡
もう…この人しかいない…
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柚樹(え？落ち着いて､どうしたの…)
A「家に来て…っ､お願い…助けて…」
父「…お前…っ」
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けど次の瞬間､お父さんが私の携帯を奪いとり通話を切った｡
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ﾂｰﾂｰ…
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A「何で…お父さんは何がしたいの…」
父「俺はこの家に帰ってきただけだけど｡」
A「今更…お母さんの事なんてもう好きじゃないくせに…！」
父「ああ､好きじゃないさ｡」
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その瞬間､
私はﾌﾟﾂﾝ､と我慢していたものが切れた｡
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∞eighterヤス0911∞ - とてもキュンとしました♪これからもがんばってください (2015年11月20日 2時) (
レス) id: 0691079db0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごいです！書き方も、参考になりました！ありがとうございます！！ (2015年8月2日 18時) (レス) id: 69b8d3345a (このIDを非表示/違反報告)
ユラナス(プロフ) - 初めて読ませて頂きました！文の表現の仕方がすごいです！私も小説書いてるんですっごく参考になりました(*^^*)ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2015年7月7日 21時) (レス) id: fadd2adfc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 更新頑張ってくださいね！ 応援しています(*^_^*) (2014年8月14日 7時) (レス) id: 02f5d1e405 (このIDを非表示/違反報告)
碧侑 - キュンキュンで最高ですっ！ 番外編が楽しみですっ♪ (2014年8月7日 18時) (レス) id: 3502d5912c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*琳檎*
| 作成日時：2012年9月23日 18時
