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貴方side
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A「柚樹くんって好きな人いるの？」
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私が柚樹くんと一緒にいる訳｡
それは―…
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柚樹「え？何で？」
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今から数分前の事｡
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A「え？今から！？」
悠真「そう！待てなくて！」
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あの後､私は悠真くんに「今から聞きに行け」と言われ
まあ上手いこと口説かれて今に至る…
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A「いや…何か噂になってるから…？」
柚樹「何で疑問形なの(笑) うん…まあ…」
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だけど柚樹くんは曖昧な返事ばかり｡
やっぱり言いたくないよね…
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A「あ､言いたくないならいいんだけど…」
柚樹「…Aちゃんなら言ってもいいかな｡」
A「え？それってどういう…」
柚樹「おいで｡」
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柚樹くんはそう言うと
人の少ない公園のベンチへと連れていった｡
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―…
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柚樹「でさ､男同士が…見たいな噂立つと思って…」
A「それで嘘ついたんだね｡」
柚樹「うん…俺もバカだよなぁ｡」
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柚樹くんはそう言うと
ｶﾞｸｯ､と首を落として溜息をついた｡
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まあ､嘘付くの苦手なんだろうねきっと｡
良い人な証拠だ｡
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A「別にいいと思うけどね､ちょっとくらいバカでも｡」
柚樹「そうかなぁ…Aちゃんは全くバカじゃないよね｡」
A「えっ､そんな事ないよ！」
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私なんて柚樹くんよりバカかもしれないのに―…
いや確実にバカなのに｡
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柚樹「例えば？」
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"例えば"
そんな事言われたらキリがない｡
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A「例えば…何もない所でこけたり､皆と考えてる事違ったり
頭もソコソコだし…おまけに自分の気持ちとか解らないし｡」
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何かもう
こうやって改めて口にすると私…ダメな所ばかりだなぁ｡
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恥ずかしい｡
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A「それに―…」
柚樹「もういいって(笑)」
A「だって柚樹くんが言えっていうから…！」
柚樹「いいんだよそれで｡」
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私の頭はついていけなかった｡
それでいいが何を指しているのか解らなかったんだ｡
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A「よく解らない…」
柚樹「だってそれ…」
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柚樹「自分の個性じゃない？」
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∞eighterヤス0911∞ - とてもキュンとしました♪これからもがんばってください (2015年11月20日 2時) (
レス) id: 0691079db0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごいです！書き方も、参考になりました！ありがとうございます！！ (2015年8月2日 18時) (レス) id: 69b8d3345a (このIDを非表示/違反報告)
ユラナス(プロフ) - 初めて読ませて頂きました！文の表現の仕方がすごいです！私も小説書いてるんですっごく参考になりました(*^^*)ありがとうございます！これからも頑張ってください！ (2015年7月7日 21時) (レス) id: fadd2adfc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 更新頑張ってくださいね！ 応援しています(*^_^*) (2014年8月14日 7時) (レス) id: 02f5d1e405 (このIDを非表示/違反報告)
碧侑 - キュンキュンで最高ですっ！ 番外編が楽しみですっ♪ (2014年8月7日 18時) (レス) id: 3502d5912c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：*琳檎*
| 作成日時：2012年9月23日 18時
