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柚樹side
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柚樹「何か悪かったかな。」
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Aちゃんが教室に入ったのを確認して、俺は席についた。
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柚樹「―…はぁ。」
悠真「お?Aちゃんからのプレゼントですか♪」
柚樹「悠真…」
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気がつくと横には悠真がいた。
にやにやしっぱなしで気持ち悪い―…
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柚樹「…なんだよ、別に告白とかじゃねぇから。」
悠真「なんだ…でも何でお前に?」
柚樹「ちょっとね。」
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コイツに言ったら変な妄想しそうだしな。
―…黙っておこう。
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悠真「なんだよ、教えられない事でも…」
柚樹「してないから。」
悠真「冗談だって♪」
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はぁ―…
本当、コイツの頭の中って…
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「あの子可愛かったなぁ、Aちゃん♪」
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溜息をついた時だった。
さっき、俺を呼んだ男がそう呟いていた。
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「あの子ね、可愛いけどさ…恋愛興味なさそうだよね。」
「俺が興味持たせればいいんじゃないの♪」
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柚樹「―…」
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なんだろ。
ただの冗談かもしれないのに…何か、
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柚樹「モヤモヤする―…」
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胸のあたりが痛かった。
別に彼氏とかそんなんじゃないのに―…
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不安?
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柚樹「…」
「あ、でも…あの子の候補は柚樹かなぁ。見た感じ。」
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そう言って軽く笑い俺を見てくる。
―…どんだけ自分に自信あるんだよ。
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柚樹「くそ―…」
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何か馬鹿にされた気分だった。
まあ…俺は何も出来ないけどさ…
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悠真「うわっ、何アイツ…感じわる…」
柚樹「悠真。」
悠真「俺、絶対アイツとは仲良よくしねぇ!」
柚樹「…子供(笑)」
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こんな良い親友居る訳だから。
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悠真「いいし!俺がAちゃんGETしてやるし!」
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うん―…
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柚樹「…は?」
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いい親友…?
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∞eighterヤス0911∞ - とてもキュンとしました♪これからもがんばってください (2015年11月20日 2時) (レス) id: 0691079db0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごいです!書き方も、参考になりました!ありがとうございます!! (2015年8月2日 18時) (レス) id: 69b8d3345a (このIDを非表示/違反報告)
ユラナス(プロフ) - 初めて読ませて頂きました!文の表現の仕方がすごいです!私も小説書いてるんですっごく参考になりました(*^^*)ありがとうございます!これからも頑張ってください! (2015年7月7日 21時) (レス) id: fadd2adfc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 更新頑張ってくださいね! 応援しています(*^_^*) (2014年8月14日 7時) (レス) id: 02f5d1e405 (このIDを非表示/違反報告)
碧侑 - キュンキュンで最高ですっ! 番外編が楽しみですっ♪ (2014年8月7日 18時) (レス) id: 3502d5912c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*琳檎* | 作成日時:2012年9月23日 18時