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貴方side
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A「結花〜、買い物行こ♪」
結花「うん!」
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放課後。
私達は通学路の途中にあるお店へと向かおうとしていた。
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A「…あー、もうやだなぁ。今日帰りたくない。」
結花「大丈夫だって、5位なんて私だったら褒められまくりだよ。」
A「でもなぁ―…あ、ついたよ。」
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お店の中に入ると人で群れていた。
普段はこんなに込まないんだけどな。
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結花「いっぱいだねー、あ!悠真くんだ!」
A「悠真くん?」
結花「隣のクラスの友達だよ。」
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結花に気づいたのか、男の子が近づいてくる。
だけど一人ではない、
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A「あっ―…」
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もう一人の男の子。
紛れもなく今朝の―…
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?「…あれ、今朝の…」
A「Aです、今朝はすいませんでした。」
柚樹「いや、大丈夫だよ。俺は柚樹って言うんだ。」
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そう言って笑顔を見せる。
皆を惹きつけるようなそんな笑顔だった。
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結花「あれ?A、柚樹くんと知り合いだったんだ。」
A「あ、今朝ちょっとぶつかっちゃって―…」
悠真「Aちゃんって言うんだ、可愛いね!」
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何故か関係ない事を言って私の頭を撫で始める悠真くん。
初対面だよね、私達。
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柚樹「おい、困ってるだろ。やめとけって。」
悠真「あ、ごめんね。俺、悠真って言うんだ。」
A「いえ、全然大丈夫です。」
結花「この子ピュアだから♪」
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何か、個性的な人だな。
柚樹くんとは違って弾けてそうなそんな感じ。
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でもまさか、柚樹くんとココで会うなんて思ってなかった。
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柚樹「へー、ピュアなんだ。見た感じそうだもんね。」
A「そうかな?」
悠真「確かに、可愛いもんね♪」
柚樹「お前はそれが言いたいだけだろ。」
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もう会うことない、そう思ってた。
すれ違う事くらいはあったとしても、こうやって話す事はないと思ってた。
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解んないよ。
解んないけど何か―…
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嬉しかった。
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柚樹「…でも、可愛いよ。Aちゃん。」
A「そんな―…」
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男の子と話すの苦手だったから。
自然にこうやって話せる子もいたんだな、って。
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それが嬉しかったんだよね?
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∞eighterヤス0911∞ - とてもキュンとしました♪これからもがんばってください (2015年11月20日 2時) (レス) id: 0691079db0 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - すごいです!書き方も、参考になりました!ありがとうございます!! (2015年8月2日 18時) (レス) id: 69b8d3345a (このIDを非表示/違反報告)
ユラナス(プロフ) - 初めて読ませて頂きました!文の表現の仕方がすごいです!私も小説書いてるんですっごく参考になりました(*^^*)ありがとうございます!これからも頑張ってください! (2015年7月7日 21時) (レス) id: fadd2adfc6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 更新頑張ってくださいね! 応援しています(*^_^*) (2014年8月14日 7時) (レス) id: 02f5d1e405 (このIDを非表示/違反報告)
碧侑 - キュンキュンで最高ですっ! 番外編が楽しみですっ♪ (2014年8月7日 18時) (レス) id: 3502d5912c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:*琳檎* | 作成日時:2012年9月23日 18時