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その日の夜遅く
俺がゲームをしている時に
柚子ちゃんが俺の部屋に入ってきた
柚「入っていい??」
「うん」
俺はゲームを止めて
柚子ちゃんの方向に振り返った
「何??」
首を傾げると柚子ちゃんは
少し暗い顔をして
柚「匠海くんの事なんだけど…」
俺がこの名前をこの人の口から聞くことが
どれほど嫌なことかは
この人は分かっている
それでもその名前を出すのは
どうしようもないときだ
「俺、あいつから
喧嘩したとしか聞いてないよ??」
柚「うん、分かってる」
頷きながら下を向いて
柚「でもなんか変な感じがするの
だから……」
俺のことをじっと見てきて
柚「お願い、匠海くんのこと…」
そこで少し躊躇っていたけど
言いたい言葉はなんとなく分かっていた
「守ってくれって??」
俺は彼女のことを見つめ返して
聞いてみた
その考えは当たってたみたいで
彼女は申し訳なさそうにコクンと頷く
「……はぁ……」
いつもなら速攻嫌だと言えるのに
なぜかこの日は言えなかった
柚「お願い」
なんて、そんな顔して言われたら
言葉がうまく出てこない
「分かった、…よ」
そのせいで
こんな変なこと言っちゃった
急いで口を塞いだけど
もう遅くて
柚「本当に…!?ありがとう祐基…」
目はすごくキラキラしてて
俺はこれにとてつもなく弱い
本当にお前はズルい
柚子ちゃんを
俺を
周りの人間を
お前のことがどうしようもなく
好きになってしまう人も
簡単に動かしてしまう
心も体も
でもそれは意識してるわけじゃなくて
無意識でしてる
それが俺は
恐ろしくてたまらなかったんだと思う
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キキ//8Z(プロフ) - かとれあさん» うわあありがとうございます!!!(号泣)ちょっと更新速度遅くなるかもしれないですができるだけ頑張ります…!!!!!!! (2018年3月29日 16時) (
レス) id: 7d68626159 (このIDを非表示/違反報告)
かとれあ(プロフ) - 夜遅くにすみません！この作品とっても大好きです!!次の更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年3月29日 2時) (レス) id: 3fa9c6cc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキ//8Z | 作成日時：2017年4月13日 21時
