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Aはつくづく不思議な人だと思う
人を寄せ付ける力があって
気付かぬうちに
人を依存させ、歪ませる
でも相手がそれに気がつくのは
完璧に歪んでいる上に
ハッキリとそれが行動として表に出た時
そう例えば
「おいっ、柊生!!柊生!!!!!!!」
こんなことを引き起こしてしまう
柊「え………拓、弥…?」
自覚症状がない
この時の柊生の顔は
見たことがないものだった
これは俺が大学生の時の話
俺はAと同じ大学の同じ学部になった
でもこれは、意図した訳では無い
本当に偶然のことだった
『あ…拓弥……』
はじめて大学であった時は
少し不安げな顔をしていた
「またよろしく」
こんな会話をしたのが懐かしい
あの歪んだ感情が
怖いとは思っていなかったから
そしてその恐怖心が芽生えた日は
突然やってきた
「一個持つ」
俺はその日段ボール箱を2個
運んでいたAの手伝いをした
『あ、…ありがと』
「うわっ、よくこんなの2個持ってたな」
女子が持つにしては
結構な重量のものだった
『だって、…迷惑かけたくないし…』
「バカか、怪我する方が迷惑になるだろ」
そう少し怒ると
『ごめん、ありがと』
と、ニコッと微笑んだ
俺はこの笑顔にも弱いようで
顔がつい綻んでしまう
「A…『っ………』
声をかけたその瞬間
前から強い風が吹き
目に砂が入ったのか立ち止まって目を擦る
『いっ……た……』
「大丈夫……?ん……?」
前からAを見ようとすると
その後ろで
男2人と路地裏に入っていく柊生が見えた
「柊生………?」
『ん………?』
「…Aあそこでちょっと待ってて」
ベンチに座らせ
俺は路地裏に走っていった
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キキ//8Z(プロフ) - かとれあさん» うわあありがとうございます!!!(号泣)ちょっと更新速度遅くなるかもしれないですができるだけ頑張ります…!!!!!!! (2018年3月29日 16時) (
レス) id: 7d68626159 (このIDを非表示/違反報告)
かとれあ(プロフ) - 夜遅くにすみません！この作品とっても大好きです!!次の更新楽しみにしてます(*^^*) (2018年3月29日 2時) (レス) id: 3fa9c6cc95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：キキ//8Z | 作成日時：2017年4月13日 21時
