【イナGO】Alice is a thing of this small castle (ページ15)

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15話【はい】ページ15

「･･･はい、次は。ガンダレスくん。」

「はーい、がんだれす･･･だよ。よろしく。ありすー！」

ぎゅーっとだいてくれるのが可愛いガンダレスくん。

「うん、よろしくね。」

何か、お姉ちゃんになった気分だなぁ･･･

「うー、すきー。すきー！」
「ふふっ、なんか嬉しいな。」

「愛が重いな、ガンダレス。」
「さっすがだなぁ」

さすがってなんださすがって。
意味わからないんだけど、この子過去になんかやったの？

「はい、では次はヒカルくん。」

「は、は、は、はい！！！！ヒカルです！！はじめまして！」

そして深々と頭を下げる。

「･･･あ、はは。よろしくです。」

「あっ、･･･はい！！よろしくお願いします！アリスさんっ･･･！えへへっ」

男の子なのに、可愛いって思ってしまうわ。
ここは女子力高い人も多いわね。

「･･･それでは、次は私が。」

イシガシさんは丁寧にお辞儀をし、一つ微笑む。

「私はイシガシ。ここの執事を務めさせていただいています。以後、お見知りおきを。」

「あ、はい！よろしくおねがいします！」

「命令なら何でも聞きますよ。」

「そ、その。ありがとうございます。私何か普通の高校生ですし聞かなくても普通に大丈夫っていうか･･･」

「あ、そういえばアリスは17歳だっけ。高校二年生だよね？」
「そうですよ。

　あ、でも学校は･･･」

「いいんだよ！！」

「え？」

テンマさんは表情が見えないが、口元でわかる。

怖い。

「ねぇねぇ！！イシガシ！次、俺だよ！早く早く！」

「･･･」

今の間は、何だったのだろう？