【イナGO】Alice is a thing of this small castle (ページ14)

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14話【知らないけど】ページ14

「はい、じゃあ次はサクラさん。」

「えー、もう私かぁ。

　あ、サクラです。ここのメイドをしています。あたらためてよろしくおねがいしますね。」

さっきのメイド服の女の子はサクラって名前だったのか

「よろしくお願いします。」

「ふふっ、私にはタメで話してくださないな！」

「え、と。あ、うん！」

何か絡みやすそうな人だなぁ･･･

「はい、では次ノリヒトさん」

「はいはい。

　俺はノリヒト、特にいうことはなし。よろしく」

ノリヒトさんはそれだけ言ってそっぽを向いた。

「あ、それと･･･イシガシ。ちょっと体貸してくんね？」

「え･･･？あ、構いませんけど」

その瞬間ノリヒトさんはイシガシさんと目を合わせ、手を上げる。

イシガシさんの手はノリヒトさんが手を挙げた方向と同じように手を挙げた。

「･･･んで」

ノリヒトさんはにんまり笑う。

イシガシさんはその瞬間空中にふわりと浮いた。

「え、な！？」

「ほら、アリスが吃驚してるでしょう？」

「はいはい。」

ノリヒトさんは一つため息をつき、面白くなさそうにノリヒトさんは口をとがらせた。

「･･･あ、の。これってどういうことなんですか？」

「あぁ･･･ノリヒトさんはですね。」

「超能力者。」

･･･超能力者？漫画とかでよくあるやつ･･･だよね？
あんまり私は知らないけど･･･。

「･･･驚いてほしくねぇから今ここで出したんだよ。驚かしたらすまねぇ」

「え、あ･･･いえいえ。構いませんよ

　その、かっこよかったですし。」

「･･･ヘッ、カッコいいね。ま。褒め言葉として受け取っておくよ」