血を継ぐもの【ゲゲゲの謎】 (ページ10)

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捌話ページ10

例の部屋についたのか長田は止まり部屋に声がけをする。

長田「孝三様、いらっしゃいました。」

と声がけすると長田はこちらを向きどうぞと言わんばかりに手をその部屋の方へ向ける
私はそのまま伏せ目になり正座をしこう声がけする

『失礼します』

と行儀よく扉を開き中に入り孝三様がいるであろう方向に向って正座をし頭を下げる

『お初にお目にかかります。』
『北条 Aと申します。』

孝三「あ、龍賀孝三と言います。」

と相手から返されたので頭をあげるとそこには少しタレ気味の目で丸メガネをかけていて少しガッチリした青年が頬を赤らめて座っていた
私達は数秒見つめ合ったが、その時間を切ったのは孝三様だった

孝三「ど、どうぞこちらへ!」

『は、はい！』

と孝三様はテーブルを挟んだ正面へ誘導する
私はどんなヤバいやつが来るんだろうかと思っていたから孝三様を見て気が抜けていて思わず間抜けな返事をしてしまった。

これが私と孝三さんの初めての出会いであった………………