伍話 ページ7
さっきまでいた場所から少し歩いて村の真ん中辺りの少しデカめの家に着く、長田の家か?
その家の2階に行くと部屋の半分を埋める座敷牢があり私はそこに入れられる
長田「手を出してください縄を外します」
「結婚が済むまでここで生活してもらいます」
「食事は私の妻が作り持ってきます」
「なにか質問は?」
『お前、妻がいるのか…』
長田「ええ、産まれたばかりの子供もいます」
と普通の男性なら幸せそうに言うことをこの男は感情が無くこう言う
『子供まで…』
長田「明日から孝三様との結婚を進めますので約三日ほどこの座敷牢で過ごしてもらいます」
『孝三…?』
長田「はい、あなたの旦那となる方です」
「龍賀家の次男様です」
『次男………』
『他に兄弟はいるのか?』
長田「ええ、私の妻も孝三様の妹です」
「他にもいらっしゃいますがそれは明日まとめて説明しますので今日は失礼します」
と言って長田は階段を降りていく
『孝三様か…』
『どんな人なんだろう』
『もうこの村からは逃げれなそうだな』
『とりあえず寝るか』
と私は座敷牢の中にあるふかふかの布団を敷き寝ることにした
『これが全部夢だったらいいのに…………』
と私は意識を手放した
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緋彗(プロフ) - とってもおもしろいです! (12月14日 1時) (レス) id: 91955dac39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KuRaGe | 作成日時:2023年11月22日 3時