血を継ぐもの【ゲゲゲの謎】 (ページ14)

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拾弍話ページ14

長田「一日でこんなに仲良くなったようで何よりです」
「明日は龍賀家にて孝三様のご兄弟と顔合わせをしていただきます」

『………』

会話はそれきりでそのまま互いに無言で長田家まで帰宅すると台所では庚子さんが夕飯の準備をしているようだったがそれを無視して長田は通り過ぎてそのまま座敷牢へと向かった

長田「それでは」

そう言って立ち去る長田を引き止めた

『ちょっとまった！』
『牢の鍵しないの？』

長田「あぁ、忘れてました」
「今日から結婚するまで牢の鍵は閉めません」
「ですが昨日も言いましたが余計なことをすればあなたの首が飛びますそれだけは心得てください」

『そう……』

長田「ではこれで」

と言い長田は階段を降りていく

『鍵を閉めないか………』

と言いながら私は外が見てる位置へ移動する
見えるのはこの家の玄関辺りだ

『夕日が綺麗に見えるのはこの村のたった一つのいい所と言った所か…』
『ん？あれは』

夕日を見ていると玄関から長田が出ていくのが見えた長田が向かう方向は………
龍賀家がある方角か…………