拾壱話 ページ13
『私も…………私も、好きです!』
と私がそういったら孝三さんは顔をタコのごとく赤くなる
夕日が照らしているのもあり本当に赤い
『こ、孝三さん!?』
『大丈夫ですか!?!?』
孝三「あ、あぁ」
「僕から言い始めたのにかっこ悪いね、はは」
と孝三さんは顔を赤くしながら頭を搔く
『そ、そんなことないです!』
『私もつい気持ちがそのまま出ちゃって……』
私もおそらく顔が赤くなっているだろう顔が熱い
孝三「じゃあ改めて長田くんの家まで送るよ」
『ありがとうございます…』
といった会話をしていると私の後ろから声がかけられる
長田「Aさん、お迎えに上がりました」
長田だった
長田「孝三様はお屋敷にお戻りください後は私がお送りします」
孝三「いや、でも……」
長田「奥様がお呼びでしたよ」
奥様……?
孝三「あぁ、じゃあお願いします」
「Aさん、また明日…」
と手を振る孝三さん
『はい、また明日』
私も振り返す
長田「では、行きましょう」
私達が歩き出しても孝三さんは私たちの背中を見てたっていたおそらく私達が見えなくなるまで立っていただろう
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緋彗(プロフ) - とってもおもしろいです! (12月14日 1時) (レス) id: 91955dac39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:KuRaGe | 作成日時:2023年11月22日 3時