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「あ！うっしーおっそーい！遅すぎるよ」
レトルトのその特徴的な鼻声を聞くと、さっきまでのふわふわした気分から急に現実に引き戻された。
「担任に説教でもされてたん？」
「……あー、まぁ、そんなとこ」
「ほんまに！？え、うっしー何やらかしたん！なぁなぁ」
「いじりまくったるわ！」と興味津々で聞いてくるが、残念ながら説教されたなんてそんな事実どこにもない。
かと言って湊川さんとのことを正直に話しても、それこそネタにされかねないし。
「集合〜」という担任のくそでかい声で、俺らは暑すぎる砂浜に集まった。
男女別、班対抗のビーチバレー。
ジャージを脱いで、ズボンの裾を捲る。
「よっし、やりますか」
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「A！もう、どこ行ってたの〜！」
「焼きマシュマロ終わっちゃったよ。よかったの？」と心配そうに聞いてくる姫鳴。
「いいの」
「珍しっ！……あれ、何その嬉しそうな顔」
そんなに顔緩んでたかな、と頬を叩く。
普段ならBBQは焼きマシュマロがメインと思ってるくらいだけど、今日は違った。
牛沢くんとの時間の方が絶対に楽しかったし、それでよかった。
集合をかけた先生の周りにぞろぞろと人が集まる。ビーチバレーだ。
そもそも運動が苦手だし、それにこの暑さの中ビーチバレーなんかしたら、死人出るでしょ。
あー、嫌だなぁ。
はぁ、とため息を吐くと、それと同時に班の子が「ごめん…」と言い出した。
「どうしたの？えっ、大丈夫？体調悪い？」
「うん、頭痛くなっちゃって」
「熱中症じゃない！？一緒に救護室行くよ」
姫鳴は私ともう一人の子に「待ってて」とだけ言い、その子を救護室に連れて行った。
ほら、もう体調崩してる子がいるじゃん。大丈夫かな。
私たちのチームは人数が揃ってないので見学しておくことになった。
「Aちゃんってキヨくんと仲良いよね」
私と二人きりになった子は、何やら興味ありげにそう問いかけてきた。
その目はキラキラしていて、視線の先にはやっぱりキヨがいた。
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ゃゅ(プロフ) - いちご丸さん» ありがとうございますめっちゃ嬉しいです！頑張ります！(^-^) (9月15日 1時) (
レス) id: fbf309b419 (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - めっちゃ好きです！頑張ってください (9月14日 21時) (レス) @page1 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゃゅ | 作成日時：2023年8月30日 0時
