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「ここ今週末プレオープンするんだけど、めっちゃおすすめ」
「え可愛い〜キヨこんな店知ってんだ」
湊川さんが経営するカフェが来週プレオープンするらしい。
繁盛するか少し不安らしく、湊川さんは『友達に紹介しといてくれ』と俺に懇願してきた。
そこで俺は、うちの高校のできるだけ多くの女子に店を勧めることにした。
カフェはあのケーキ屋よりもっとカジュアルな感じで、店の雰囲気とかも女子にウケそうだし。
「よっA」
「よっキヨ」
「なんか最近ご機嫌？」
「うん、わくわくするんだよね」
「なんだそれ急に」
「この前言ってた友達の話〜」
ここ最近ご機嫌なA、その要因はどうやらうっしーらしい。
順調に仲良くなってんじゃん、うぜぇな。
俺はさっきまでいろんなやつにAの父さんのカフェ紹介して客集めてたんだぞ、Aはなんにも知らないだろうけど。
「友情は狭く深くが一番よ」
「分かるわ」
「キヨにだけは共感されたくないなー」
「はぁ？なんでだよ」
「なんかキヨってそういうとこあるよね。一年の時の最初の会話もそれだった」
一年の時の会話ってなんだ、……もしかしてあの、俺が最初に話しかけた時の『湊川さんって俺と同じタイプだよな〜』のことか。
「あれ会話としてカウントしてんの？」
「するでしょ」
「『は？』の一文字で終わったけど」
「めっちゃ覚えてんね」
「Aこそあれ覚えてたんだな」
「忘れもしないわ。私とキヨが同じタイプとか、何言ってんだって感じ」
あー、たしかに今思えばあの時の俺やばいか。
急に話しかけてしかもなんだそのキッショい台詞。
「この人苦手だなーって思った」
「うっわ最低、俺本気で言ってたのに」
「いやいや」
「割とがちで。俺も友達作り苦手だし」
「どういうことよ」
たしかに学年でもトップレベルで友達多いと言っても過言じゃない俺と同じタイプだなんて、理解できんわな。嫌われてもしゃーない。
「まぁでも、今は感謝してるかも」
「は？あー、どうも」
「照れてるね〜」
「うるせ！」
感謝してるってなんだよAにしては素直すぎねぇか。
てか友達って認められたと同然だろこれ。
あーー、急に素直になんのやめろ、めちゃくちゃばちこり死ぬほど可愛いじゃねぇかくそが！！！
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ゃゅ(プロフ) - いちご丸さん» ありがとうございますめっちゃ嬉しいです！頑張ります！(^-^) (9月15日 1時) (
レス) id: fbf309b419 (このIDを非表示/違反報告)
いちご丸 - めっちゃ好きです！頑張ってください (9月14日 21時) (レス) @page1 id: 20a9a81cbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゃゅ | 作成日時：2023年8月30日 0時
