秘密主義者の探検記！6【ONEPIECE】 (ページ9)

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再会時は突進でページ9

2人で喚き散らかしていると、フランキーが呆れたように割って入る。

「ったくオメェら、しょうもねぇ事で喧嘩すんじゃねぇ。得にゾロ、相手はまだ子供だぞ？」

カッチーン。

ゾロとの言い合いで昇りに昇ったマグマが噴火した。

ニコニコ笑顔でフランキーの方を見る。

『私ぃ、もう19歳なんだけど〜？』

フランキーはギョッとしている。

魔法を使ってやろうと人差し指をフランキーに向けようとしたが、右手が上がらない。

不思議に思い違和感のある手首を見ると、いつの間にか船に乗ってたゾロが両手でがっしりと掴んでいた。

「ばっっっか！落ち着け！フランキーもわざとじゃねぇから！」

あまりにもゾロが必死なのでこちらの怒りが収まる。

『はぁぁぁぁぁぁ……………ごめん。ちょっとゾロとの言い合いで頭に血が登ってた』

フランキーは首を傾げていた。

「にしても、その見た目で19歳とはなぁ？」

落ち着いてからみんなで座り、雑談を始める。

『……まぁあれだよ。あと何十年もすれば大人に見えてくるよ。今はほら、まだ成長期だからさ』

「何十年ってオメェ！随分長い成長期だなァ！」

『まぁね』

ゾロは意味ありげにこちらを見ている。

あらやだ、顔に出ちゃってたかしら。

ニコッと笑ってその場を乗り切る。

そんな感じで日々を過ごし十数日後。

『今日ナミ来たの！？』

その日も遅くに起きてシャッキーの所へ行った時に聞いた。

「えぇ、船を見に行くって言ってたわ。それと…」

『じゃあ早く行かないと！』

サッと椅子から降りてシャッキーに手を振る。

『じゃあまた後で！』

そう言ってドアを閉める。

「ブルックちゃんが…………まぁ、大丈夫か」

全速力で船の方へ飛ぶ。

向かう途中目立つオレンジ色の髪の長い女性を見かける。

あれ、もしかして……

『ナミ…？』

女性の前に降りてフードを取る。

前より断然大人になった姿を見て目を見開く。

『やっぱりナミだグアッッッッ』

ナミが突進ハグしてきて後ろに倒れる。

「シャッキーから少し聞いてはいたけど、A！本当に仲間になったのね！」

胸の辺りにとてつもなく柔らかい感触。

なんか凄い成長したなぁ。いろいろと…………

『…まぁ話は長くなるんだけどさ』

我に返って言う。