信用無さすぎてつら ページ6
「そうだ、君をサニー号の所まで案内しないとな」
『そういえば知らない！ありがとう！サニー号は無事？』
レイリーは椅子から降りる。
「無事さ。彼が守ってくれてるからね」
レイリーに着いて行ってる間に2年間のここでの話を聞く。
どうやらデュバル達が怪我を負った後もサニー号を守ってくれた人がいるそうだ。
サニー号とは初のご対面だ。
『大きくなってる！前はもうちょっとちっちゃいのだったのに！』
興奮して船に乗る。
どこかから音が聞こえて、咄嗟に空気の壁を作って防ぐ。
攻撃が止み、レイリーを見る。
レイリーは攻撃の正体を知っているようだった。
「彼がこの船を守ってきた男だ」
レイリーはどこからともなく現れた大きい人に近付き、何やら私について話しているようだった。
よく見ればあれ、マリンフォードで大量にいた奴じゃん！
私は警戒しつつ、レイリーの隣に並ぶ。
「と言うわけだ」
何を話していたかは知らないが、大きい人はとてもボロボロだった。
『船番私がするから、もう帰っていいよ』
そう言って大きい人をじっと見る。
この人どういうつもりでここにいるんだろう。
「お前は信用に値しない。確信が持てるまでここを去る気は無い」
大きい人は端的に言う。
『失敬な！ちゃんとルフィの仲間なのに！』
レイリーは困ったもんだと苦笑いしている。
かなり言い合った気がするが、中々引き下がらないので諦めて散歩をする事にした。
街で物色したり遊んだりしているうちに暗くなり、まだ回りきれてなかったが明日にしようと思いホテルに帰る。
船の事ゾロに言わなきゃなぁ、と思いつつ、酒を飲んで眠りにつく。
目が覚め、ゆっくりと起き上がって支度をし、いつものようにフードを被って外へ出る。
なんと現在昼過ぎだ。
寝すぎた。
早速シャッキーの店へ行く。
「あら、今日は遅かったわね」
そう言って微笑むシャッキー。
『お酒飲みすぎたのかいっぱい寝ちゃった』
早速カウンターに座ると、シャッキーは何も言わずにお茶を差し出す。
「そういえば、フランキーちゃんが今日この島に到着したわよ」
フランキー？
「あら？フランキーちゃんには会ったことなかったかしら」
『会ったことない。その人今どこにいるの？』
お茶を飲みながら聞く。
「今はサニーちゃんの所にいるんじゃないかしら？」
挨拶しといた方がいいよね。
『ん、わかった、挨拶してくる！』
お茶を飲み干し、急いでバーから出ていく。
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作者名：ぐろこ | 作成日時：2023年3月10日 2時
