シャッキー姉さんの手料理！ ページ4
いつの間にか眠ってしまったようで、起きたのは朝の8時。
珍しく今日は早起きだ。
体を起こして風呂に入り、出かける準備をしてフードを深く被ってホテルを出る。
そして来たのはシャッキーのぼったくりバー。
この時間帯はいつも起きてるって言ってたよね？
『たのもー！こちらにシャッキー殿はおりますかな！？』
元気よく入る。
「あら、いらっしゃい。ふふっ、朝から元気ね」
カウンター席に座って肘をついてるシャッキーと目が合う。
『おはようシャッキー』
「おはようAちゃん」
店のドアを閉めてフードを取る。
「今日は何をするの？」
隣に座る私にシャッキーが聞く。
『今日はー…午前中はここに居ようかな。午後から島の探索しに行く』
シャッキーはふふっと笑う。
「お昼はここで食べていったらどう？」
『えっいいの？じゃ、そうしようかな』
こうしてバーで沢山シャッキーと話した。
ハンコックの事、ルフィの事、旅をした島々の事。
とにかく沢山。
私とシャッキーの会話を聞いていた昨日の男たちも会話に混ざり、ついでに名前を聞いたりする。
いつの間にかお昼頃になっており、お腹が鳴る。
そういえば朝も食べてないな。
「リクエストあったら言ってちょうだいね？」
そう言って冷蔵庫を開けるシャッキー。
『あー…オムライスで！』
シャッキーはふふっと笑って卵とケチャップ、その他の具材を取り出す。
「ちょっと待っててね」
『いくらでも待つよ！』
ふんふーん、と鼻歌を歌いながら足をフラフラとさせる。
「おや、いい匂いがすると思ったら」
店のドアを開けて入ってきたのはレイリーだ。
『あ、レイリー』
レイリーもカウンター席に座る。
「あら？レイさんも食べてくのかしら？」
シャッキーは慣れた手つきでフライパンを扱いながら言う。
「いや、実はもう食べてきてしまったんだ」
その後2人は会話を続けるので聞き専に回る。
私にはよく分からない会話が多々あった。
シャッキー特製オムライスも完成し、美味しく頂く。
『んー！んまい！』
私の食べっぷりを見てシャッキーが笑う。
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作者名：ぐろこ | 作成日時：2023年3月10日 2時
