新しい船出 ページ17
船の周りを見渡していると、見知った3人がいた。
『あ、あああああ、あれは！』
可愛らしいトナカイを見つける。
思わず飛び降りてその生き物に突進。
『チョッパー！！！！！！！！！会いたかったああああああああああああ！！！！！！！！！！！』
これでもかってくらい抱きしめる。
「ぐ、ぐるじぃ…………」
は、つい！
『ごめんチョッパー！』
サッと手を離す。
チョッパーとウソップは即座にフランキーに飛びついた。
今気付いたけどウソップ逞しくなったなぁ…。
手すりに座ってみんなの様子を眺める。
見てるだけで暇潰しになる。
足をふらつかせていると、上から陽気な声と共に骨が降ってきた。
樽の上に座ってナミにパンツ見せてもらっても…と言って蹴られた。
骨と目が合う。
「おや、そちらの方は……」
「おーーーーーい！！！！！みんなーーーー！！！！！」
ルフィの声が聞こえて皆顔を上げる。
サンジは鼻血を出して海に落ちた。
軍艦が迫ってきて大砲が近くに落ちる。
撃たれた大砲が当たろうとした時、ハートの弓矢が大砲に刺さり、石になって落ちる。
『あれは！！！！』
ハンコックが海兵と話している。
『ハンコックだ！！！！！ハンコックがウィンクした！！！』
「そうか、おめェも女ヶ島にいたんだってなァ？」
フランキーが言う。
『うん！ハンコックとは友達になれなかったけど！でも諦めてないから！』
今度会ったら覚悟しとけよ〜。
ニヤニヤしていると、船に張り巡らされたシャボンみたいなのが膨らんだ。
ナミの説明が始まる。
聞いてもわかんないしいっか。
その場の空気を察したのか、ナミは説明を諦めて指示を出す。
それに従って帆を張る。
色々な準備が終わり、ルフィが口を開く。
「野郎共ォ！ずっと話したかった事が山ほどあるんだけど、とにかくだ！2年間も俺のワガママに付き合ってくれてありがとう！」
「今に始まったワガママかよ」
「全くだ、お前はずっとそうなんだよ」
サンジとウソップの言葉に歯を見せて笑うルフィ。
「帆を張れェ！…出航だァァァ！！！！！」
こうして新しい冒険が始まる。
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作者名：ぐろこ | 作成日時：2023年3月10日 2時
