秘密主義者の探検記！6【ONEPIECE】 (ページ11)

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寝坊常習犯ページ11

起きて時計の時間に驚いて急いで船に行くと、ナミが既に服を分け始めていた。

『ごめんナミ〜さっき起きた〜』

そう言ってナミの隣に座る。

「気にしなくていいわよ、あんた、起きるの遅いイメージだったし」

ゔっ…そうだったかも。

『私の服ってどうすればいい？てか私に部屋なんてあるの？』

ナミはハッと気付いて少し考え始めた。

「そうね、フランキーにキングサイズより大きいベットとAのタンスを作るように頼んでおいてくれる？その間にこっちである程度分けておくから」

『了解！』

ナミに言われた通りフランキーの所へ行く。

『フランキー！』

「うおっどうした！？」

フランキーが開発室のドアから顔を出す。

『キングベットより大きいサイズのベットを作って欲しいって、ナミから！あと、私のタンスも作ってほしくて』

モジモジしながら言うと、フランキーはニッと笑った。

「任せやがれぃ！！」

そう言って親指を立てる。

ほっとしてナミの方へ戻ろうとする。

「あ、ちょっと待て！」

フランキーに呼び止められる。

首を傾げていると、紙に何か書いて私に見せる。

「オメェ今からこれ買ってくる時間あるか？ベットやタンス作るのに必要なんだが……まぁなけりゃ俺が行くだけだから気にすんな！」

フランキーが紙を仕舞おうとするので素早く奪い取る。

『いいよこのくらい、フランキーもやる事あるんでしょ？昨日は船番まるっきり任せちゃったし』

フランキーは笑い出す。

「んなもん気にしなくていいってのに！律儀だなオメェ！んじゃ、遠慮なく頼むぜ！」

そう言ってフランキーは私の頭を雑にわしゃわしゃと撫でる。

『あいよ！』

っと、出てく前にナミに一言。

女子部屋を開けてナミを見つける。

『ナミ〜、私ちょっとベットの材料買いに行ってくるけど何かいる？』

そう言うと、ナミはう〜ん、と首を傾げる。

「明日も出かけるし……特に要らないわね。気をつけて行ってくるのよ！変な人に着いて行ったり、変なことに巻き込まれたりしないでよ！」

ナミに釘を刺される。

『……私をなんだと思ってるの？』

思わずそんな言葉が出る。

ため息をつき、船を出て材料を買いに行く。

目立つのはあれなので歩いて店を見て回る。

フランキーが書いた紙にはこと細かく書いてあり、詳しくない私でも分かるようなメモだった。