[薄桜鬼]で?だから何?[トリップ] (ページ2)

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二話『ストーカーって大変だな』ページ2

『ハァ、ハァハァ…ッ』

私は今、沖田を追いかけている。
だけど、ものすごい距離を歩かされて疲れきっている。
別に、変態的な意味でﾊｧﾊｧしていた訳ではない。
そこは、作者の表現力の無さを許してやってほしい。

『つーか…どんだけ歩くんだよ…』

街を二周歩いている気がする。
慣れない着物のせいで、足も疲れるし。
え、着物だったのかって?今頃かよ!
ちゃんと第一話を見… …
ごめんなさい、書いてなかったね。

『こうなってくると、諦めたくなるな…』

ストーカーって大変だな。
気になる相手を粘り強く、そしてしつこく、
なおかつ見つからないように尾行するなんて。
(ストーカーの地位を守るため、あえて尾行と言いました)
そう考えると、ストーカーってすごいと思う。

『話を変えよう』

ずっとストーカーの話をしてもつまらない。
そうだ、今私が着ている着物の話をしよう。
下地は青色で、赤い椿の花の模様。
残念な事に、千鶴ちゃんみたいな袴ではないｗｗ←
そして、頭には藍色の蝶の簪。
そこまではいいんだ、そこまでは。
なんで… …

『何で腰に刀やねん』

腰に刀を差すことによって、最高のミスマッチができてしまった。
てか、おかしいと思わないか?
何で見た目は愛らしい女の子なのに、腰に刀?
もので例えるのなら、子猫なのに肉食みたいな。
もっと身近なもので例えるなら、赤ちゃんなのにメリケンサックで殴ってくるみたいな。
… …そんな赤ちゃんはもはや赤ちゃんではない気もするが。
まぁ、身を守れるからいいんだけどさ。

『あ、れ?』

もしかして、あの建物は… …!!

『新撰組の、屯所?』

ｷﾀｧｧｧｧｧｧ!!
さっきまでの疲れなんて地平線の彼方さ☆
これで、土方さんや始君に会え…

『よく考えたら、どうやって会うんだよ』

そういえば、私はもともとは違う世界の生き物。
薄桜鬼のみんなと知り合いって訳でもなく…
帰る場所なんか無い。

『どうしよ』
??｢何してるの、君｣

おうふっ!!