異世界 44 ページ44
「ねーねー、秋華ちゃん?てさ、なんでそんなに俺の事監視してんの?」
覗き込む様に秋華の顔をみる。にこっと笑うと、嬉しそうに答えた。
秋「それは勿論、あなたの事が好きだからよ!他に理由なんている?」
可愛らしい顔つきなのだが、ニヤけるのを堪えているのか、面白い顔に見える
可愛らしく、愛らしい言動で誰にでも愛されてそうな雰囲気だ。我儘娘になっているのはそのせいかも知れない。そんな我儘娘が行きたいと言ったのは、お洒落で落ち着いた雰囲気の喫茶店。
中に入ると、若い女性が笑顔で迎えてくれた。
店「いらっしゃいませ!お二人で大丈夫ですか?」
「嗚呼」
席に案内され、それぞれ紅茶とケーキを頼んだ。
秋「Aは甘いものが好きなの?私と一緒ね!」
手を合わせ、大きな目を開く。
「そうだな。辛いものとか苦いものより甘いもんの方が、俺は美味いと思うな!」
元気にそう言う。頼んだものが来ると、また話が盛り上がる。
1時間ほど経ったころ、Aが口を開いた。
「んで、アンタのしたい事ってこれだけか?他にも有るんじゃねえの?」
ニヤニヤとしながら秋華をみる。今から面白そうな事でも始まるかの様に楽しそうだ。秋華は、澄ました顔で「なんのことかしら?」と、尋ね返す。Aは、勘が外れたか…と悔しそうに目を逸らす。
秋「そうそう、もう一箇所…行きたい場所があるの!お散歩がてらに行かない?きっとあなたも満足するわ!」
ばっと立ち上がり、Aの手を取る。手を引き、代金を払うとすぐに店をでる。Aも秋華に引っ張られながらついて行く。
店をでると、今にも雨が降りそうな雲空だった。
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馬鹿緑 - 黒兎@漫画好き^ω^さん» すみません!直ぐに直します! (2018年8月20日 16時) (レス) id: 1e5ba552c8 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎@漫画好き^ω^ - すみません!最初の方の自己紹介の時「坂本」が「阪本」になっていました!それが合っているのならば申し訳ありません。 (2018年8月20日 13時) (レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿緑 - サラリンゴさん» そうだったんですか!でも、書いた紙出てきたので大丈夫です!教えていただきありがとうございます。●| ̄|_ (2018年6月25日 21時) (レス) id: 22d4f751db (このIDを非表示/違反報告)
サラリンゴ(プロフ) - 馬鹿緑さん!パスワードの紙を無くしたと言っていましたけど、パスワード確認画面というのでやるとパスワードが出てきますよ 分からなかったらまたお返事を下さい (2018年6月23日 20時) (レス) id: 1502633a3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:馬鹿緑 | 作成日時:2018年5月28日 18時