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康二「なあ、一度一時退院も出た！」
A「本当に？」
康二「おう！お前のおかげだな！」
A「康二、信じたらきっと！」
康二「お前がいてくれるおかげだ！」
A「うん、」
康二「なあ、どこ行きたい？お前が行きたいとこどこでも！」
A「ありがとう、ねえ康二、康二いつか本当に結婚したいって言ってくれたの覚えてる？」
康二「おう！」
A「形だけど、康二と二人だけの結婚式がしたい！」
康二「いいよ！お前がそう望むなら！」
ﾁｭ
一時退院
A「康二歩ける？」
康二「おう！」
A「しんどかったりしたら無理しないで言うんだよ？」
康二「おう！」
(ASide
康二と久し振りに
手を繋いで
歩く
景色
明るくて
きれいで
康二は
ちゃんと私のそばにいる
それが
当たり前だった)
A「康二の好きな場所だよ、」
康二「おう！」
A「歩幅を同じ速さで歩いたよね、」
康二「うん！」
A「康二と一緒に初めて手を繋いで見た時のまんま、まるで昨日のことみたい！」
康二「あれからもうあしかけ５年目か、」
A「うん！」
康二「二十歳になるんだな、」
A「うん、一緒に成人するんだよ、」
康二「………………………………」
ｻﾞｱ
ベールをかけてあげ
康二「……………………………」
A「康二？」
康二「あ、似合うからつい見とれちまったかな、」
A「ありがとう、」
二人だけの結婚式
康二「福本A、向井康二を夫として生涯愛することを誓いますか？」
A「誓います！」
康二「…………………………」
A「向井康二！福本Aを妻として生涯愛することを誓いますか？」
康二「……誓います！」
ﾁｭ
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作者名：末澤あめ | 作成日時：2020年11月3日 10時
