淳弥Side ページ9
いつもの昼
俺は日直で
黒板を消し、
プリントを職員室に持っていってから部室に
職員室の、廊下の窓から
丈くんとAさんの教室が見える
淳弥「今日も一人か、」
と彼女がお弁当を開いてるのを目にした瞬間
淳弥「！！！」
[流羽の、お弁当をひっくり返す]
ギャル1「早く食えや！！」
オタク1「あんたがお弁当食べていい訳ないやろ！！」
流羽「……………(中身を拾う)」
[ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ！！！]
淳弥「…………………」
流羽「…………………あ、」
淳弥「今の！」
俺は気がついたら
彼女を部室に
A「…………………酷い！川上さんの大事なお弁当を……………」
流羽「っ………………(涙)」
A「…………………朝田くん気づいてくれて連れてきてくれてありがとう！」
淳弥「あ、いいえ、」
大晴「最低やな！！」
優太「食い物を粗末に！！」
丈一郎「そんな奴らがクラスメートかよ！」
誠也「身勝手な理由でイジメるんかよ！」
和也「淳弥くんがもし見つけてなかったら…………」
真鳥「淳弥やるなお前！」
那伊留「淳弥に見られた時のそいつらどんな面しとったんやろな！」
淳弥「あ、俺が教室駆けつけようとしたらこの人も教室から出てバッタリ、」
大地「何や淳弥にバシッて怒鳴られたら良かったのに！」
リチャード「もうそいつらの性格バレバレやけど、」
A「私の、分けるから一緒に食べよ？」
彼女はゆっくり頷き
初めはAさんと二人で裏庭で
まだ慣れないうちは
無理をさせないでいた
A「ねえ私達ね実は金曜日は、いつもカラオケやねんけど川上さんやっぱり無理かな？」
流羽「‥‥‥ごめんなさい、」
A「いいよ、」
そりゃ毎日親の送り向かいが当たり前な家庭ならな
けど
なんか束縛みたいやな
淳弥「‥‥‥‥まさかな！我が子可愛さにやきっと！」
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作者名：末澤あめ | 作成日時：2020年8月7日 8時
