優太Side ページ12
A「私のおかずなにか選んで？」
流羽「え‥‥‥でも、」
A「いいから、」
Aちゃん
優しい子だな
大晴「俺のも分けますよ！」
優太「‥‥‥‥俺のも分けれても、こんな茶色い弁当じゃな、」
ご飯にきんぴらゴボウ、定番の味玉に、鮭の塩焼きをのせた弁当
淳弥「俺も‥‥どうぞ、」
大晴も淳弥もおかずを分けてやり
優太「〜、こんな茶色い地味なもんでよかったら選んで、」
お言葉に甘えた彼女は
味玉を
淳弥「味玉好きなんすね！」
流羽「うん、本当のお父さんが屋台のラーメン食べに連れてっ行ってくれた時についてた味玉優しい味がして？」
優太「本当のお父さん？！」
A「あ、まだ知らなかったんやっけ、」
大晴「川上さんとこは再婚して、川上さんはお母さん、妹はお父さんに引き取られて、」
初めて知った
彼女の、家の事
彼女は4人家族で
両親の離婚
彼女はお母さん
妹はお父さん
流羽「お母さんは社長でこっちに転勤に、義理父は個人タクシーをしていてよくお母さんが利用してたの、自分の使うのは勿体無いから、それで、」
淳弥「じゃあ今はこっちで個人タクシーを、」
流羽「いいえ、専業主夫、」
誠也「え？！」
和也「あ〜、逆ですか、」
義理の父はお母さんからの希望もあり
専業主婦の男版
丈一郎「へえ〜、」
A「送り向かいはほとんど義理のお父さんだけど、食事会や直帰の場合はお母さんも、」
リチャード「なるほどな！」
[放課後]
義理父「流羽〜♪♪」
流羽「！」
マジかよ
、
教室の前まで迎えに！
A「………………」
Aちゃんもこれにはドン引きだわな
A「あの、私、流羽さんの友達です、」
義理父「あっそう！どうも！さあ流羽帰る時間だよ〜♪♪」
[グイ]
丈一郎「マジかよ………」
[優太の真横を通り]
優太「川上さんまた明日……………」
彼女の義理父に睨まれた
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作者名：末澤あめ | 作成日時：2020年8月7日 8時
