214話 ページ5
「Aさん。大分雰囲気変わってましたね…?」
「……あぁ。でも…「でも」…?」
「Aだと言うことにはかわりない。」
「………そーだな、“青根”」
「コクン」
インターハイ予選。
A達は3日目で敗退
高い高い狼という壁に、烏が侵入した今
一匹の狼が進化しようとしている
そして、それを影で見つめる白い狼
影で笑う赤い狼
影で焦る黒い狼
「A……お前の好きな様にしろよ」
「僕たちは、ずっとAちゃんの幸せだけを願ってるから」
「俺たちでは無理だったよ………お前を守れるのは、烏だけだったんだな」
白い狼は自分を見つめ、Aを真っ直ぐに見ている
「………私はAのことを思っていってあげてるだけ。何が悪いの?」
「お父さんが死んでから、貴方は変わったわよね」
「Aのその汚れきった心を、全て塗り替えてあげる」
「…………そう。私の思う赤にね」
赤い狼は嘲笑い、Aに溺れたように嘲笑った
「A。俺はどうしたらいいい…?」
「これから先も、あの人の言いなりになって動き続けるんか……?俺は」
「怖い。もし、お前を逃がして俺が追い詰められたらと思うと…」
「そんな場面でつくずく思うわぁ…
俺は、外見だけのただの飾りや。中身は何も詰まっとらん。ただの弱い人間やったんや」
黒い狼は怯え、苦しむ自分とAをあわれな目で追い込め、睨んでいた
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夜都 - 忙しいかもだけど、頑張って下さい、いろんな人達が楽しみに待っているので、更新信じて待ってます! (2018年4月12日 15時) (レス) id: 41a97d10d1 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな(プロフ) - 続き気になります!更新頑張って下さい。 (2017年7月22日 20時) (レス) id: 05ce5fca4a (このIDを非表示/違反報告)
亡命遊愉 - やっぱり、あんスタ知ってますよねっ!っていきなりすみません… オリキャラの名前とかその辺を見ててもしかして…?とか思ってたんですよ!この作品面白くて1日でここまで読めました!更新頑張ってください! (2017年5月17日 16時) (レス) id: bdf60a6b75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美梅 x他1人 | 作成日時:2017年4月10日 13時