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Oside
疑いながらも、彼が持つ真剣な眼差しを無化にする事など出来ず、俺は男の後をついて行った
何より、今は少しでも情報が欲しかった
しばらくして足を止めた彼は、寂れた一つの家に遠慮なく入って行った
「ここは？」
「俺の隠れ家」
そう言った男はこちらを見ることなく答えると、さっさと奥へ土足で行ってしまった
今にも崩れそうな壁はトタンが剥がれ、太陽の光が漏れていた
部屋の中央に唯一ある机は押さえればギシギシと音が鳴って、その役目を放棄していた
「…随分長い間、使われてなかったみたいだな」
「雨風を凌げれば、それでいい」
独り言のつもりで呟いた言葉に返答があって顔を上げると、本を数冊脇に挟んだ男が歩み寄ってきていた
流石に裏社会にいる者、気配を消すのが上手い
「それは？」
男の脇に抱えられた本を指差して尋ねると、男はドサっと音を立ててそれらを机の上に置いた
机が悲鳴を上げるのにも何の反応も示さず、男は顎で本を見るように促した
促されるまま表紙を覗き込むと、それは卒業アルバムのようだった
「相葉雅紀が通っていたとされる学校の、彼が卒業したとされる年の卒業アルバムだ
もしその情報が真実なら、どこかに必ず相葉雅紀がいる筈だ」
確かにそれは、男とは別の情報屋から聞いていた、相葉雅紀の母校のアルバムだった
それを手に取り、パラパラとめくる
"あ"から始まる苗字だから、出席番号は前半の筈…
けれど、男の言い草からやはりと言うべきか、どこにも"相葉雅紀"なんて名前は無かった
「無い、な」
「だろうな」
顔をあげれば、相変わらずの無表情で男が俺の手元にあるアルバムを眺めていた
「つまり、高校を卒業した後に大学に行って、バーテンダーとして買われたって話はウソって事か」
「そう…
彼には、お前らの知らない空白の年月がある」
「だけど、どの情報屋に調べさせても同じ情報が集まったんだ
偽りの過去だとして、どうしてこうも揃うんだ？」
俺の情報屋は皆、それなりの手腕だからこそ重宝している者達だ
そんな情報屋をもってしても集まった情報は一つで、どれも同じだった
偽りだとして、誰一人としてそれが"偽り"だと気付かなかったのか？
「……それは、全員が彼を庇っているからだ」
「庇ってる？」
「…正確に言うなら、守ろうとしている、かな」
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エリン(プロフ) - 櫻宮さん» 少し難しいですね…。申し訳ありません。松岡、三宅、相葉は繋がっています。二人は警察だけど相葉は…、と言った感じです。最後にはサッパリ出来るよう頑張ります！（サッパリ出来なかったらごめんなさい） (2020年9月18日 22時) (
レス) id: c94e130b17 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - えっと。。何か松岡と三宅と相葉ちゃんが繋がってる気がするのは私の見間違い？？最後なのに絡まった糸みたいに解けない。。あー続きが楽しみすぎる！ (2020年9月17日 17時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - おぉ、、いよいよフィナーレですね。敵か味方か。破壊か再生か。楽しみです( ´艸｀) (2020年9月1日 19時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - 櫻宮さん» 櫻宮様、いつも閲覧下さりありがとうございます！ここから、今までの打線の回収が始まります。楽しんで頂けるよう努めますので、これからも宜しくお願い致します！ (2020年8月31日 19時) (レス) id: c94e130b17 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - とりあえずニノが打たれたわけじゃなくて良かったです(笑)相葉ちゃんと伊野尾は敵か味方か。更新楽しみ！ (2020年8月31日 19時) (レス) id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリン | 作成日時：2020年6月6日 15時
