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NO.side
「あのねぇ、相葉ちゃん」
「はい？」
大野がため息と共に名を呼ぶと、何とも無邪気な声音で相葉が返答した
大野の隣では櫻井が、腕を組んで眉間にしわを寄せ、瞳を閉じて微かに俯いていた
「相葉ちゃんは俺たちの単なる"友達"でしょ？
俺たちの仕事に巻き込む訳にはいかないんだよ」
「そうだよ相葉くん
わざわざ危険に巻き込まれに来なくたっていい」
大野達と向かい合う様に設置されているソファに腰掛ける松本が、大野の言葉に賛同した
無言ではあるが、松本の隣に座る二宮もまた、じっと相葉を見つめる事で賛同の意を示していた
そんな三人の視線を受けているにも関わらず、相葉は表情を変える事なく言った
「ですが、今まで散々探ってきたにも関わらず、不正を暴けなかったんでしょう？
まだ無駄な事を続けるんですか？」
「…無駄？」
その言葉に眉間をピクリと反応させた櫻井が、射るような視線を相葉に向けた
その視線に真っ向から対峙しながら、相葉は挑発的な笑みを浮かべた
「無駄でしょう？
だって、明らかにおかしいと気付いていながら、何一つ昔から状況は変わっていないんですから」
相葉の口角が上がるのと反比例して櫻井を取り巻く空気が冷えていくのを、大野達ははだで感じた
櫻井から微かに漏れ出した殺気さえ物ともせず、相葉はしゃがみ込み、カウンター裏の引き出しから十枚ほどの紙の束を取り出した
カウンター裏から出てきた相葉は、大野達が囲っている木目の机の上にバサっとその紙を無造作に広げた
「ここ一週間の櫻井修司のスケジュール、及び行動記録です」
「「は？」」
松本と櫻井が思わずと言った様に言葉を漏らした
二宮と大野も、大きく目を見開いて相葉を見上げた
「私の友達…三宅健から送られてきました」
そう言った相葉の表情は、カクテルを作っている時や大野達と喋っている時とは全く違う、能面の様なものだった
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櫻宮 - もちろんです！！楽しみ！！ (2020年7月11日 13時) (
レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - 櫻宮さん» コメントありがとうございます！相葉と二宮の関係がはっきりするのはもう少し先になるかと思います。ご想像とは違う形になるかも知れませんが、今後の展開も楽しんで頂けたら幸いです (2020年4月11日 23時) (レス) id: c94e130b17 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - 相葉ちゃんとにのちゃんは昔から仲が良かったのかな？という勝手な妄想を膨らましてる櫻宮です。お話がどんどん急展開してきましたね。凄く続きが読みたくてうずうずしてます！ (2020年4月11日 12時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - もちろんです！彼の存在が吉と出るか凶と出るか。楽しみです！！ (2020年3月18日 12時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
エリン(プロフ) - 櫻宮さん» とっても嬉しいお言葉を送って下さり、ありがとうございます！その様な風に評価をして下さる方がいらっしゃると思うと感激です…！これからも更新は遅いですが、よろしくお願い致します (2020年3月17日 21時) (レス) id: c94e130b17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：エリン | 作成日時：2020年1月19日 21時
