極秘ファイル03：死神 / Ryo ページ35
女をひとり、殺したことがある。
実にあっけなく、逝ってしまった。
その女が死に至ったのは、極度のストレス。
現代社会では珍しくないが、あのことはずっと忘れない。
…ただ初めてだからこうなってる筈だ。
相手がおっさんでも印象に残る程だ。
それくらい初めてというものは、重い。
死神としての仕事は、もう慣れた。
久々に人間化へと降りた。
死神は、あまり人間界を迂回出来ない。
向こうから何かが来た。
構える。
「ビビった、りょうくんじゃん！」
「お、Aじゃん」
「久しぶりだね」
「本当に久しぶりだね」
「50年ぶりくらいじゃない？」
「いや、80年くらいでしょ」
鎌をそっと下ろす。
こんな会話するのは、この界隈くらいだろう。
人間の寿命は、そんな高くない。
「だって、りょうくんレアキャラなんだもの！」
「人をソシャゲみたいに言うなって」
「人じゃないじゃん！」
「そのツッコミは、お互い様な」
人間の「死」は「誕生」と共に人生にとって重要な位置を占めるものであり、性質上「悪の存在」的な認知をされている。
が、殆どの場合死神は宗教の中で最も重要な神の一つとされ、最高神もしくは次いで位の高い神となっている場合が多く、崇拝の対象にしている宗教もある。
この場合、単に死神崇拝といっても「絶対的な力を持つ神」の能力の一部に「生死を操る能力」があるなど、いわゆる邪教崇拝だけではない点に注意するべきである。
穀物生成や輪廻転生に関連付けられる地域では死と再生の神々として捉えられることもある。
「あ、またその百均で売ってるような般若お面してるー」
「仕事時は、ガチでこの顔になるからな」
「え、そうなの」
「研修時代ビビって付けてたけど、今じゃ無いと落ち着かない必需品」
「へー死神みたいだね」
「死神だって」
つんつんとマントをつっつくa。
こう見ると小動物みたいだ。
「このマント、暑くない？」
「夏は通気性良い上に冬は防寒、てか体温感じないから」
「俺以外のレベルになるとね」
「えっ」
「ところでA、」
「えっ」
「…それやめろ」
***
死神役即決めでした
極秘ファイル04:悪魔 / Toshimitsu→←極秘ファイル02:男神 / Mushimegane
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107(プロフ) - あやもち(新アカウント)さん» ありがとうございます。満足して頂いて本当に嬉しいです。ありがとうありがとうございましたー！ (2017年12月27日 20時) (
レス) id: 85d224fea2 (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - 完結おめでとうございます、お疲れ様でした。107さんの言葉選びが好きすぎて、いつも楽しみにしていました！次回作にも期待((本当にお疲れ様でした！！！ (2017年12月27日 19時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
107(プロフ) - まあこさん» 申し訳ありません、小説でも書いてある通り只今リクエスト停止中です。 (2017年12月26日 21時) (レス) id: 1080c52a3c (このIDを非表示/違反報告)
まあこ(プロフ) - リクです！ぽんりさのドラマのやつで夢主はとしみつに恋愛相談され、そこでとしみつのことが好きなのに気づく役で。最後はとしみつもりょうに気づかされ夢主が本当に好きな人に気づく感じで。ツイッターでは夢主の切ない演技が反響！という感じで (2017年12月26日 21時) (レス) id: bd97dae41e (このIDを非表示/違反報告)
ももぱんまん(プロフ) - 107さん» 大丈夫です ！、有難う御座いました ！ (2017年12月14日 18時) (レス) id: 25bfd60d3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：107 | 作成日時：2017年10月22日 19時
