背中の爪痕に愛を / Tetsuya（あおいさんリク） ページ26
Aは、人見知りをしない。
俺よりも、社交的。
俺よりも、壁を作らない。
俺よりも、細かい所を気にしない。
だからこそ今盛り上がっているのだろう。
「Aちゃん！そこ右！」
「え、あ！こっちか！」
「ブファア！何だその動き、スゲェ！」
「今の確実に神回避」
「…」
この間抜けな４人と可愛い可愛い俺の彼女。
一人ぽつんと抱き枕抱えて向こう側のゲームをじーっと見る自分。
あそこだけ空気が違う。
Aのバーカアーホバーカ。
…寂しい。
「ちょっとAちゃん、貸せ！」
「待ってしばゆーくん！今、良い所だから！」
「だーもう！」
「！」
中々コントローラーを渡さないAの後ろに回って一緒に操作するしばゆー。
後ろから見たら完全にこれ入…って、っていやいや今そんな冗談を脳内で言っている場合じゃない。
「しばゆーそれおもっくそ邪魔だろうが」
「確かに邪魔」
「ほんと空気読めないよね、ほんと」
「ほんとって二回言うなよ！」
「A、ちょっとこっち来て」
「ん？」
ふと見ると、バツ悪そうな顔をする４人。
俺が一番空気読めてないのは分かるけど、止められない。
「てつやどうし、んっ」
洗面所へと連れてきたところで壁に追いやり、無理矢理キスをする。
モゴモゴと何か訴えかけているけど、気にしない。
気にしてないふりをした。
「待っ、向こうにみんな居るから…！」
「…」
「おねが、やめっ、」
「やだ」
服を捲り上げ、肌を露わにする。
躊躇せずにフルーツみたいに熟している先端にしゃぶりつく。
「ひっ、それは、」
「へぇ、Aは向こうにみんな居ても感じちゃうんだ」
「…っ、」
わざと意地悪な言い方をする。
完全に当て付け、八つ当たりだ、分かってる。
スカートの中に手を入れようとした時に涙目のaを見て我に返った。
「今日のてつや、おかしいよ、ひっ、う、」
「ごめん、少しだけ嫉妬してた」
少しだけじゃない、かなりだ。
こんな時でさえ誤魔化してしまう自分が嫌になる。
「Aはさ、自覚ないんだからさ、」
「え？」
意地張って嫌な所ばかり見せて、ほんと子供だな。
また負の感情でいっぱいになる。
罪悪感という、自分自身を守る為の都合の良い言い訳感情。
服を着せた後、壊れないように優しく抱き締める。
「頼むからさ、心配させないでよ」
耳元で小さく呟いた後、まダ赤くなっている彼女に口付けをした。
***
あおいさんリクで『てつや、裏、恋人設定』でした！
死亡黙示録心神 / all（Toshimitsu）→←口喧嘩になっていない口喧嘩 / Tetsuya & Ryo & Toshimitsu & Mushimegane
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 229人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
107(プロフ) - あやもち(新アカウント)さん» ありがとうございます。満足して頂いて本当に嬉しいです。ありがとうありがとうございましたー！ (2017年12月27日 20時) (
レス) id: 85d224fea2 (このIDを非表示/違反報告)
あやもち(新アカウント)(プロフ) - 完結おめでとうございます、お疲れ様でした。107さんの言葉選びが好きすぎて、いつも楽しみにしていました！次回作にも期待((本当にお疲れ様でした！！！ (2017年12月27日 19時) (レス) id: c7791dfc52 (このIDを非表示/違反報告)
107(プロフ) - まあこさん» 申し訳ありません、小説でも書いてある通り只今リクエスト停止中です。 (2017年12月26日 21時) (レス) id: 1080c52a3c (このIDを非表示/違反報告)
まあこ(プロフ) - リクです！ぽんりさのドラマのやつで夢主はとしみつに恋愛相談され、そこでとしみつのことが好きなのに気づく役で。最後はとしみつもりょうに気づかされ夢主が本当に好きな人に気づく感じで。ツイッターでは夢主の切ない演技が反響！という感じで (2017年12月26日 21時) (レス) id: bd97dae41e (このIDを非表示/違反報告)
ももぱんまん(プロフ) - 107さん» 大丈夫です ！、有難う御座いました ！ (2017年12月14日 18時) (レス) id: 25bfd60d3f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：107 | 作成日時：2017年10月22日 19時
