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爆弾水時計 / Tetsuya & Toshimitsu & Musgimegane ページ32

淡い光が窓のカーテンを染め、優雅な朝を迎える…なんてことはなかった。

ドカドカと階段を下りる音が何十回も聞こえてくる。

「あードッスンが大量にやってきた感じー…」
「ふ、確かに」
「だよね」

私の横で微かに起きていたとしみつが頷いてくれた。
そして再び寝始める。

カーテンの隙間から光がくさびのように差し込んでき…てはくれなかった。

ペットボトルを持った男二人にバシャーと水をかけられた。
咄嗟にとしみつを庇ったので、私がびしょぬれになってしまった。


「うっわ、最悪これ」
「んー…なんか臭くない?」
「うわ!奴らのことだからなんか仕込んでそう!」
「おげっそれにAをびしょぬれにした罪もな!許さんぞ!」

顔を上げるとだっさいいつもの恰好で仁王立ちしているてつやと、カメラを構えている虫くんが居た。


「八時四十五分!漫画の中の女子高生なら食パンくわえて通学路を駆け出している時間帯だ!」
「てつやそれ謎ディで見た部分でしょー○○君のこと好き過ぎ〜」
「な、なぬ!?」
「バレバレ」

ふあーと、大きいあくびが出た。


「今日に限って何で、水で起こす企画?」
「今日だからこそ!」
「?」
「?」
「何で、二人はリビングの椅子で寝てたの!?」
「しかも寄り添って!」

ぐんぐんと近付いて来る顔。
うん、鼻息が荒い。


「うちら今日レコーディングだから近くのスタジオまで練習してたんだよ」
「え?今日!?」
「それでてつやの家も近いし、本人にも聞いたら「その辺で寝て良いよー」なんて言うから従ったのに」
「まさかレコ当日にこんなことになるなんて」
「これは俺ら好物100個買いの刑だな」
「どうしよう、今の私の気分フラペチーノなんだけど」
「超大変な企画になるじゃん、それ」
「フラペチーノ100個買いは出来るのか!?※Aを怒らせた理由は最初に説明します』とか書いてさ」
「おーいいねー」

私ととしみつは、ハイタッチをして「それをやるなら許してあげる」と、言った。

何で、寄り添っていたかは私達も知らない。







***

アーティスト組の話がもっと書きたい!

レーザーチェック / Tetsuya & Shibayu- & Toshimitsu & Ryo & Mushimegane→←選抜服 / Tetsuya & Toshimitsu & Ryo & Musgimegane



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107(プロフ) - かのんさん» ありがとうございます!このコメントを見て自分ワクワクしてきました! (2017年10月21日 23時) (レス) id: 1080c52a3c (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 毎日の楽しみでこの作品読んでました!続編見て見たいです(^^) (2017年10月21日 23時) (レス) id: 4547495416 (このIDを非表示/違反報告)
107(プロフ) - Ma-chinさん» ありがとうございます!このコメントが私の励みになります! (2017年10月21日 23時) (レス) id: 1080c52a3c (このIDを非表示/違反報告)
Ma-chin(プロフ) - 大好きな小説です!!!続編見たいです! (2017年10月21日 22時) (レス) id: a22175d5dc (このIDを非表示/違反報告)
107(プロフ) - 如月梦【ゆめ】さん» ありがとありがとうございます!たまにうんちくぶっこみたくなります( ^)o(^ ) (2017年8月6日 21時) (レス) id: 1080c52a3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:107 | 作成日時:2017年7月19日 22時

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