間食トリプル！ ３ ページ10
朝になり､グリムを起こしてエースが寝泊まりしている談話室へと向かった｡
談話室の扉をノックすると､眠そうなエースが扉を開けて出てきた｡
エース｢う〜｡ノックするなよ｡朝っぱらから｡ていうかお前､どんだけ早起きなの…?｣
『今日は寮長に謝りに行くんだろ?』
エース｢げっ!そうだった……｡｣
身支度を済ませ､玄関に出ると､待ってましたかのようにデュースが立っていた｡
デュース｢やっぱりココに来てたのか｡｣
エース｢げ､デュース……｡｣
『おはよう､デュース｡』
デュース｢おはよう､A｡
エース｡他の寮生から話は聞いたぞ｡寮長のタルトを盗み食いして首輪ははめられるとは……お前､相当バカだな｡｣
エース｢うるっせ!お前にだけに言われたくねー!……ところで､寮長､まだ怒ってた?｣
デュース｢そうでも無い｡少しイライラしている様子で起床時間を守れなかった奴が､3人程お前と同じ目にあったくらいだ｡｣
エース｢全然そうでもねぇじゃん!
めっちゃ怒ってるじゃん!｣
『…………｡』
昨夜のエースの話と､先程のデュースの話を聞くと､エースとデュースが寝泊まりする寮の寮長は､相当厳格な性格をしていると伺える｡
でも僕は､寮長のやり方に少し不信感を抱いた｡
〜
僕達は､寮長に謝りにメインストリートを歩いていた｡
グリム｢おうおう､どけどけ〜い｡
今日からナイトイレブンカレッジの生徒であるグリム様のお通りなんだゾ!
見ろこの首輪を｡オマエのダッセー首輪と違ってめっちゃ決まってるんだゾ｡｣
『こらグリム!そんな事を言うんじゃない!!可哀想だろ!』
グリム｢いててっ!頬を引っ張るな!｣
エース｢ぐぬ〜〜〜!お前､オレが魔法使えるようになった時覚えてろよッ!｣
デュース｢魔法が封じられたままでは授業もろくに受けられない｡
ローズハート寮長に謝って外してもらったらどうだ?｣
『僕もデュースの意見に賛成するよ｡』
エース｢くそ〜｡超納得いかねぇ〜!!｣
グリム｢まだ授業が始まるまで時間があるし､オレ様､別の寮も興味あるんだゾ｡
エースが謝りに行くついでに見学してやろう。｣
エース｢見世物じゃねーぞ!ちくしょー!｣
エースの叫び声はメインストリート中に響き渡った｡
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三日月 - まだ(# ﾟДﾟ) (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
画で卵(プロフ) - 浅草さん» 浅草さん!ありがとうございます!(涙)頑張って更新続けます!本当にありがとうございます!! (2020年6月28日 22時) (レス) id: 16faf254b9 (このIDを非表示/違反報告)
浅草(プロフ) - この作品がとても好きです！！更新頑張ってください！！ (2020年6月28日 22時) (レス) id: 9d7ae72698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：画で卵 | 作成日時：2020年6月28日 16時
