七色デリシャス！ ２ ページ42
トレイ｢”アレ”?……ああ､”アレ”か｡｣
エース｢”アレ”って?｣
僕は2人が何を話しているのか分からず､首を傾げた｡
すると､トレイ先輩が突然僕達に質問をした｡
トレイ｢お前達､好きな食べ物は何だ?｣
エース｢オレは､チェリーパイとハンバーガー｡｣
グリム｢オレ様はツナ缶なんだゾ｡あとはチーズオムレツと､焼いた肉と､プリンと〜｡｣
デュース｢強いて言えばオムライス､ですかね｡｣
ケイト｢オレはラム肉のグリル・ディアボロソースかけ｡｣
『僕は､うどんとそうめんとアイスクリームです｡』
トレイ｢うどん?そーめん?……聞いた事ない料理だな｡でもアイスクリームか､分かった｡それじゃあいくぞ｡……”ドゥードゥル・スート(薔薇を塗ろう!)”｣
トレイ先輩が魔法のような呪文を唱えたが､何も変わらなかった｡
トレイ｢ではマロンタルトをもう一口どうぞ｡｣
トレイ先輩に言われるがまま､マロンタルトを1口食べる｡
すると……
『ん?……んん?何で!?マロンタルトなのに､アイスクリームの味がする!!』
この現象は僕だけでなく､他の4人も同じだった｡
『これは一体……?』
ケイト｢面白いでしょ!?コレ､女の子とお茶する時に鉄板でもウケると思わない?｣
デュース｢凄いですね｡味を変える魔法がクローバー先輩のユニーク魔法なんですか?｣
トレイ｢正確には”要素を上書きする魔法”だな｡味だけじゃなくて､色や匂いなんかも上書き出来る｡
効力は短時間しか持たないからドゥードゥル(落書き)みたいなものだ｡だから俺はこの魔法をドゥードゥル､落書きって呼んでる｡｣
『凄い､そんな魔法が使えるんだ……!』
グリム｢トレイの”ドゥードゥル・スート”の魔法があればツナ缶食べ放題も夢じゃないってことかぁ｡
意地悪なリドルの魔法なんかより全然スゴいんだゾ!｣
トレイ｢いや……俺の魔法なんか､寮長の魔法に比べれば子供のオモチャみたいなものだ｡レベルが違うよ｡｣
そう言うとトレイ先輩は頭を抱え､下を向いて悲しい顔をした｡
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三日月 - まだ(# ﾟДﾟ) (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
画で卵(プロフ) - 浅草さん» 浅草さん!ありがとうございます!(涙)頑張って更新続けます!本当にありがとうございます!! (2020年6月28日 22時) (レス) id: 16faf254b9 (このIDを非表示/違反報告)
浅草(プロフ) - この作品がとても好きです！！更新頑張ってください！！ (2020年6月28日 22時) (レス) id: 9d7ae72698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：画で卵 | 作成日時：2020年6月28日 16時
