君臨ビースト！ ３ ページ33
グリム｢──ぷはぁ〜!!緊張したんだゾ!なんなんだあの凄みのある管理人さんは!?｣
緊張が解けたグリムは力が抜けたかのようにホッと一息を入れた｡
『何か､ライオンっぽい人だったな｡それにグリム､多分あの人管理人さんじゃないと思うよ｡』
グリム｢ふ な" ッ！！そうなのか!!｣
エース｢おーい､トングとバケツ持って来たぞ〜!｣
グリムが驚いていると､トングとバケツを人数分持っているエースとデュースがやって来た｡
デュース｢……2人とも､どうかしたのか?｣
『うーん､……ちょっとね(苦笑)｡』
グリム｢ハッ､そうだ､栗拾い!いっぱい拾わないとタルトの食いぶちが減るんだった｡
コワイ管理人さんの話は栗を拾いながらするんだゾ｡｣
〜
道具を持った僕は植物園の裏の森で栗拾いをしていた｡
それと同時に僕とグリムが植物園の中で起きた出来事をエースとデュースに話すと､どうやらあの2人はサバナクロー寮の生徒らしい｡
『(この学園ってもしかして不良が多いのか…?(汗))』
そう思いながら皆のバケツを見ると､栗が溢れる程に沢山入っていた｡
エース｢よし､かなり沢山拾えたしこんなもんっしょ｡トレイ先輩の所に持っていこーぜ!｣
グリム｢にゃっはー!タルト楽しみなんだゾ〜!｣
バケツいっぱいに入っている栗を持って僕達は､大食堂のキッチンルームで僕達の帰りを待っているトレイ先輩の所へと急いだ｡
〜
トレイ｢お帰り｡随分と沢山拾えたな｡｣
大食堂の厨房に着いた僕達を､トレイ先輩はタルト作りに必要な材料と器具を揃えて待っていた｡
グリム｢これならでっけータルトが作れるんだゾ!｣
トレイ｢まあその分､これだけの量を剥くのは大変だと思うが……頑張れよ｡｣
デュース｢これ､全部か……気が遠くなるな……｡｣
『皆で手分けしてやればあっという間だよ｡』
トレイ｢お菓子作りは下ごしらえが大切なんだ｡｣
エース｢へーへー､分かりました!こーなったらとことんやってやろーじゃん!｣
キッチン台に乗せられた大量の栗を､トレイ先輩とグリムとデュースは魔法で､僕とエースは手作業で､手分けして剥いた｡
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三日月 - まだ(# ﾟДﾟ) (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
画で卵(プロフ) - 浅草さん» 浅草さん!ありがとうございます!(涙)頑張って更新続けます!本当にありがとうございます!! (2020年6月28日 22時) (レス) id: 16faf254b9 (このIDを非表示/違反報告)
浅草(プロフ) - この作品がとても好きです！！更新頑張ってください！！ (2020年6月28日 22時) (レス) id: 9d7ae72698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：画で卵 | 作成日時：2020年6月28日 16時
