昼食ギルティ！ ５ ページ30
｢ ｢『 えっ！？ 』｣ ｣
ケイト｢そんなに驚かなくても〜♪
だってあのタルト全部トレイ君が作ったやつだし｡｣
『凄い､意外な特技ですね!』
デュース｢確かに買うよりは安そうだな｡｣
エース｢あのタルト､トレイ先輩が作ったの?すげー!売り物みたいでしたよ｡｣
トレイ｢はは､ありがとうな｡確かに器具や調味料なんかは一通り揃えてあるが……タダで提供する訳にはいかないな｡｣
エース｢えぇ〜!?金取るのかよ!｣
トレイ｢はは､後輩から金を巻き上げる訳ないだろ｡
次にリドルが食べたがってたタルトを作るのに栗が沢山いるんだ｡集めてきてくれないか?｣
エース｢どっちにせよめんどっ｡で､どれくらい栗が必要なんですか?｣
トレイ｢”なんでもない日”のパーティに出すとすると……2〜300個くらいかな｡｣
デュース・グリム｢そんなに!?｣
トレイ｢栗に熱を通して皮を剥いで裏ごしするところまで手伝ってもらおうか｡｣
グリム｢オレ様､帰っていいか?｣
デュース｢僕も｡｣
エース｢薄情者〜!｣
『僕手伝います｡』
デュース・グリム｢えぇ！？｣
エース｢A…お前､本当か…?｣
エースがウルウルした目で僕を見てきた｡
『当たり前だろ｡困ってる人は助けないと｡それに､ケーキ作りって何か楽しそうだから(笑)｡』
エース｢A……!｣
僕がそう言うと､エースが僕の両手をギュッを包み込むように握って泣きそうな顔で見てきた｡
『そんな泣きそうな顔しなくても…(苦笑)｡』
ケイト｢おお､男の友情ってヤツ(笑)?
皆で作った方が絶対美味しいよ｡
思い出作りってやつ?お料理ブロガーデビュー出来ちゃうかもよ?｣
トレイ｢寮長には内緒だけどマロンタルトは作りたてが1番美味しいんだ｡
出来たてを食べられるのは作った奴だけだぞ｡｣
グリム｢おうおうオマエら!気合い入れろ!栗を拾って拾って拾いまくるんだゾ!｣
トレイ先輩が言った瞬間､手伝いに消極的だったグリムとデュースがやる気に満ちていた｡
『変わり身早っ!ところで､どこで栗を拾えばいいんでしょうか?』
トレイ｢栗の木は学園内の植物園の裏の森に沢山あったはずだ｡｣
エース｢よーし｡んじゃ､放課後植物園の前に集合で!｣
『分かった!』
グリム｢ゴーゴー栗拾い!なんだゾ〜!｣
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三日月 - まだ(# ﾟДﾟ) (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
画で卵(プロフ) - 浅草さん» 浅草さん!ありがとうございます!(涙)頑張って更新続けます!本当にありがとうございます!! (2020年6月28日 22時) (レス) id: 16faf254b9 (このIDを非表示/違反報告)
浅草(プロフ) - この作品がとても好きです！！更新頑張ってください！！ (2020年6月28日 22時) (レス) id: 9d7ae72698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：画で卵 | 作成日時：2020年6月28日 16時
