早々エスケーパー！ ２ ページ17
授業が終わり僕達は休み時間を廊下で過ごしていた｡
デュース｢えーと､次の授業は…｣
エース｢なーんか､魔法学校っつっても､普通の学校とあんまり変わんなくね?想像よりも地味っつーか……魔法使えなくてもそこまで困んねーな｡｣
確かに､魔法を使ったり､箒に跨って空を飛んだりと､ファンタジーのような感じなのかと思っていたが､今のところ座学が多い｡
雄英の方が､個性を思う存分使えていたから少し物足りない｡
エース｢グリムもそう思わね?……ん?｣
『…あれ?さっきまで隣にいた筈…｡』
しかし､辺りを見渡してもグリムの姿は見当たらなかった｡
その時､猛烈に嫌な予感がした｡
デュース｢あっ､窓の外を見てみろ!あの中庭を走る毛玉は……｡｣
デュースの言われた通り､大きな窓の外を見てみると中庭を颯爽と走るグリムの姿があった｡
『登校1日目にしてサボりかよ!?
……学園長に怒られる……｡』
デュース｢早速逃亡とは……｡あいつ､懲りないな｡｣
エース｢プッ｡監督生1日目にして監督不行き届きかよ｡ね､グリム捕まえるの手伝って欲しい?｣
僕が困っているのを横目にエースが非常にニヤニヤした顔で僕を見てきた｡
『…いや､いいよ｡僕が捕まえる｡』
エース｢いいって､そんな意地張んなくてさ〜｡｣
『グリムが逃げたのは僕の責任だ｡それに､2人に迷惑はかけられない｡だから大丈夫｡』
エース｢ちぇっ､なんだよ｡手伝ったら昼飯奢ってくれるかと思ったのに…っておい!何してんだよ!｣
デュース｢何してるんだA!本気か!?｣
大きな窓を開け､飛び降ろうとしている僕をエースとデュースが止める｡
僕が飛び降ろうとしている窓と地面との距離は､落ちたら無傷で済むとは言い難い程の高さだった｡
中庭にいた生徒達も僕の方を見て騒然としている｡
でも僕は大丈夫｡”個性”を使えばどうとでもなる｡
『そんなに心配しなくても大丈夫だって｡じゃあグリム捕まえてくる｡』
そう言って窓から思いっきり飛び出した｡
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三日月 - まだ(# ﾟДﾟ) (2020年7月4日 21時) (
レス) id: 4d4917b86c (このIDを非表示/違反報告)
画で卵(プロフ) - 浅草さん» 浅草さん!ありがとうございます!(涙)頑張って更新続けます!本当にありがとうございます!! (2020年6月28日 22時) (レス) id: 16faf254b9 (このIDを非表示/違反報告)
浅草(プロフ) - この作品がとても好きです！！更新頑張ってください！！ (2020年6月28日 22時) (レス) id: 9d7ae72698 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：画で卵 | 作成日時：2020年6月28日 16時
