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Episode 03 ページ3











咄嗟にマイキーの顔に手を当てる。



「…なに?」



ハイライトの入っていない目でジッと見られた。

震えた唇を噛む。






「口開けて」


頑なに開けない俺に痺れを切らしたのか、強めに言った。






別に怖くない。



少しだけ睨んで首を振る。









「煽ってんの分かんねーの?」


俺の手首を壁に勢いよくぶつける。







力つよ、離れねぇ。





『まいきッ!ぁッ、ん…』



歯列をなぞり、上顎を舐め、舌を絡めてくる。
舌の絡め方が中3じゃねぇ。







「顔赤い、目蕩けてる。かわいい」


『言うなッ、くそマイキー…』



マイキーの肩に顔を埋める。

切れていた息を少しずつ整えていると、首をペロリと舐められた。




『ひっ…』

「ははっ、マジでかわいいね」







『クソ野郎…』

「っ!」



思いっきりマイキーの首を噛むと、

何が起こったか分からないという顔をしている。



ざまぁねぇな。









『〜ッ!?』



ヂュッと首元が吸われた。






『い"た…っあ、』


「ん。綺麗についた」



満足気に笑うマイキーを、今すぐ本気で殴りたい。









ガクッと力が抜けた。


「A?ちゃんと立って。立てねーの?」


『黙れ殺すぞ…』






「マイキー」


ダルそうな声がした。









「ケンちん。見て、Aかわいくね?」

ドラケンに見せるように右肩をグッと押される。



『見んな』


情けねぇ顔なんて誰一人として見られたくねぇ。
2人の視線から逃げるように下を向いた。








「何したんだよ」

「襲った」

「は?」



テンポのいい会話だ。内容は最悪この上ない。














腰の抜けた俺は、ドラケンにおぶられながら家に帰る。


『クソ、クソクソクソ…っ!』


「痛ぇんだけど」という声を無視しながら、ドラケンの背中に頭を突きつける。





「色んな奴と遊んでる割に腰抜けんのな」

『うるせぇそれ以上喋ったら殺す』









__

これから場地さんと千冬くんも絡ませるけど、後ろ初体験は誰がいいかな…()

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Ren(プロフ) - すごい好きです! (9月24日 14時) (レス) id: 22eb9a9e70 (このIDを非表示/違反報告)
にぃと。(プロフ) - すごい好みすぎます💓💞 (2022年2月16日 0時) (レス) @page13 id: 42c5d13224 (このIDを非表示/違反報告)
ねんねこ - 三ツ谷もか!楽しみすぎる・・・ (2021年11月12日 0時) (レス) @page11 id: 90373cb5b9 (このIDを非表示/違反報告)
匣鉢譌(プロフ) - 凄く好きなお話で更新楽しみにしてます!! (2021年11月11日 21時) (レス) @page11 id: 61c4da0765 (このIDを非表示/違反報告)
- サイコーです(^p^) (2021年10月31日 1時) (レス) @page9 id: 9b8cde3c95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:傘と雨 | 作成日時:2021年10月17日 20時

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