21回目 ページ21
いや、正確に言うと”家内に''だ
『えっ？』
そう思ったのも刹那
激しい頭痛が襲ってくる
フラフラとした足取りながらも
なぜか洗面所に向かってしまう
頭痛はとどまることを知らず、その場に座り込んでしまう
すると、ふっとある光景が目に浮かぶ
____________
そこは穏やかな流れの川と一面中咲き誇るサンダーソニアの花
あまり見ないその花が一面に咲き誇るここは私と誰かのお気に入りだった
誰か？
それは誰？
思い出せない
目を細め癖っ毛の髪を揺らし笑ってくれたあの子
その名を思い出そうとするも銃声が響いて邪魔をしてくる
銃声？
あぁ、そうだ……
今、この国は戦争をしているんだ
それを思い出すと花畑は赤く染まり赤く鉄の匂いのする花と化する
名に叫ぶ人々の声
逃げるその子と私
もつれる足を動かしながらも必死に逃げる私
隣には同じように逃げる彼
だが、彼は転けてしまい川に溺れそうになった
何も考えずに私は彼を突き放し
川へ落ちていった
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美那ちゃん。 - うぅ。。。泣いてしまった。。。凄い。。。いい話だ。。ヤバい涙が止まらない(笑)こんなにいい作品を作ってくれてありがとうございます(?)w (2020年7月20日 14時) (
レス) id: 13e2f42f96 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - momo さん» ただの自己満で作った小説にそんなコメントしてくださる方がいらっしゃるとは……ありがたいです！これからもどうぞよろしくお願いします (2020年4月21日 23時) (レス) id: c7394f7d2c (このIDを非表示/違反報告)
momo - 泣きそう (2020年4月21日 16時) (レス) id: 55905a6c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ウル | 作成日時：2019年12月5日 21時
