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終業式の日
佑吏「………………」
A「…………………………………」
佑吏「………………(逸らす)」
A「……………お弁当佑吏が好きなエビフライの残り、入れたよ、」
佑吏「………………んな事いちいち言わなくていい！！」
朝飯の鮭のおにぎりと味噌汁
これがAの作る飯を口にする最後だと知らずに
これがこの世のAを見た最後だった、
素直に謝りたかったのに
「すみませんお水ください！」
佑吏「あ、はい、」
店長「おい！！！客に言われる前に気付けよ！！！」
佑吏「すみません…………………」
「ほんっと仕えねえ奴だな高校中退した中卒はよ！！！」
客の見てる前でオレを怒鳴り散らす店長と従業員
「中卒が弁当食うな！！！」
お昼の弁当を毎日ではないが蹴り落とされる
店長「飯食う隙あんならさっさと洗えやカナブン以下が！！！」
頭にボール(調理用)が飛ぶ
踏まれた弁当
オレのために作ってくれた
エビフライは食えなくなった
後片付け、掃除は全部オレ
休みなんか定休日でさえ
けどオレは耐えた
亡きおふくろとAの為に
店長「会計コイツで！！」
昼のピザセットをオレの金で
後片付けを掃除を全部オレに押し付けて自分達は
休憩に入る
陸「佑吏、」
いとこの
小柴陸
大学生
この日は陸にいも半日だから来てくれた
オレとAをきょうだい同然に可愛がってくれる優しい兄貴
佑吏「オレは平気だ！」
陸「そうだけどさ、」
佑吏「……………陸にい、オレ、」
陸にいに話した
陸「お前なんでそんな事言ったんだよ！！」
佑吏「…………………つい八つ当たりした！」
陸「ついじゃない！！ﾊｱ、だから初めからオレたち小柴家の好意に甘えたら良かったのに二人暮らしするから！」
佑吏「乞食じゃねえんだぞ！」
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作者名：末澤あめ x他1人 | 作成日時：2021年9月1日 12時
