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バイト帰り
A「何でピアノ辞めちゃったの?」
晶哉「………嫌気がさしたんだ!来る日も来る日もピアノづけの生活に!」
A「…………………………」
晶哉「ガキの頃はピアノが好きだった!人よりうまく弾けるのが嬉しかったし、レッスンも結構楽しかった!だから弾いてたんだ!だけど天才だとか言われて、生活がピアノ一色になって、弾く事が義務になって、オレなんでこんなことやってんだってだんだん良く分からなくなってきた!」
A「…………………」
?
晶哉「でも、今更辞められなかったし、なんとか続けるしか無かった!けどある日コンクールに弾く曲目の事で喧嘩してオレはとうとうキレたんだ!」
、
、
[回想]
晶哉「オレはこの曲が弾きたいんです!!!」
「この曲じゃ一位はとれないわ!!」
先生と口論し
親にも叱られ
嫌いな曲を押し付けられ
ビリビリ!!!
「佐野くん!!」
晶哉「ピアノなんか二度と弾かない!!!学校も辞める!!!もうウンザリだ!!!」
〜
A「…………………………」
晶哉「親や先生に何度も説得されたけどオレの意志は固かった!5つ上の兄さんがいるんだけど、オレの気持ちを理解してくれる優しい兄さん、暫く距離を置いたほうがいいって言われて、丁度今の親戚が移転するから、オレは店や家事を手伝いながら今、」
A「そうだったんだ、辛かったよね、毎日レッスンばかりで、でも、せっかく才能があるのに勿体ないな、」
晶哉「才能?!才能があったら絶対それわやんなきゃいけないのかよ!!!」
A「(ビク)」
晶哉「あんたに何が分かんだ!!!親や先生達とおんなじ事言うなよ!!!」
A「…………………………」
晶哉「あ、ごめん!」
A「(首を横に降る)私の方こそ……………でも学校いきなり休んで友達皆心配してない?」
晶哉「………いねえよ!友達なんか!」
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作者名:末澤あめ x他2人 | 作成日時:2022年2月26日 16時