秘密事。

初体験です ページ49

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JK「...っ、ありが、とう...、」

ジョングクくんも私に腕を回して力を込めた。

するとしゃくりあげる声が小さく聞こえ、

だんだんと私の肩が湿っていく。

リズム良くジョングクくんの背中を叩いてあげると

落ち着いてきたのか声が聞こえなくなってきた。









「...落ち着いた？」

JK「...ん、ありがと、...ぬな、」

「いえいえ。...どうする？もう帰る？」

JK「...もうヒョンにこの格好で会いたくない」

「そうだよね。じゃあまた今度来ようか？」

JK「ん、ありがと、」

ジョングクが顔を上げ、目元を服の裾で拭うから

私は鞄の中からハンカチを取り出して渡した。









「わ、メイクすっかり落ちちゃったじゃん。

...そのまま帰るの？」

JK「え、まじ」

鏡を見せてあげると、目を見開いて驚いた。

しかし、すぐに笑いに変わった。

JK「やば、これ。えー、じゃあ普通に

男の格好で帰ろうかな」

「え、服どうするの？」

JK「んー。あ、わかった。僕がメイク落としてる間に

ヌナが僕の服買ってきてよ。お金渡すから」

「え、分からないよ、どんなのがいいかなんて、」

JK「いーからいーから。ヌナの好みでいいよ」









半ば強引に買い物に行かされ、仕方なく

入りやすそうなメンズ服屋に入る。

店員「いらっしゃいませー」

今まで彼氏なんて出来たことなかったもんだから

当然、メンズ服屋に入るのも初めて。

店員さんはにこにこしてくれているけれど

私にはそのにこにこが怖い。

ジョングクくんには全身買ってきて欲しい、と

頼まれたので、3万円渡されている。

...足りるのかな。









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