秘密事。

美人さんはどんな顔も美人さんです ページ19

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その女性は、目の前の雑貨屋のディスプレイに並ぶ

アクセサリーを目を輝かせながら眺めている。

その姿がなんとも絵になっていて、

女の私までどきどきしてしまう。

すると、私の視線を感じとったのか

その女性がいきなりこちらを振り向いた。

当然女性を見つめている私は、彼女と目が合い

このまま目を逸らすのは冷たいかなと思い

軽く一礼をした。









...しかし、その女性の顔は凍りつき、

どんどん私の方へと近付いてきた。

「...え、」

私の目の前まできたと思ったら、いきなり

??「ちょっと来てください」

と手首を掴まれて引きずられてしまった。

そして、その少し焦ったような

表情を浮かべたその女性は

どこかで見たことがあるような気がした。









「...え、っと、」

連れてこられた先は、人気の少ない路地裏。

...何か、デジャヴ。

私の背中には壁があり

私の目の前にはさっきの女性がいる。

近くで見れば見るほど美人だということが

より際だっている。

??「あの...」

「す、すみません。あまりにも美人だったので、

つい目で追っかけちゃってて...」

??「え？」

「本当にすみません。...不快に思われましたか？」

私が恐る恐る聞くと、ぽかーんと口を開く女性。

そんな顔も可愛いとかずるい。←









??「...え、誰だか分かってませんか？」

「えっ...と、もしかして、芸能人の方ですか？

すみません、私芸能関係とか疎くって、」

??「や、そうじゃなくて...まじか、

気付いてないなら連れてこなきゃよかったよ...」

何やら1人でぶつぶつと呟いている女性。

...あれ、この顔、やっぱりどこかで...

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「...あ、」









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「...ジョングク、くん？」









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変わったご趣味をお持ちですね→←少しだけ過去を思い出しました

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