３話 ページ5
少しの沈黙のあと、
三雲くんは城戸さんの問いに、
「…目の前で人が襲われてたら、...やっぱり助けに行くと思います」
と答えた。
この状況で、そう答えられる人はなかなかいない。
私はその心意気、結構好きだけどね。
でも…私以外はどうかな？
「ほれ見ろ、まるで反省しとらん。クビで決まりだ」
と、大声で言った鬼怒田さん。
城戸さんや根付さんは、鬼怒田さんと同じ考えだろう。
唐沢さんは別になんか考えてそうだな。
「三雲くんの話はもういいでしょう。今はイレギュラー
「先程の爆撃で、被害者への補償も大変な額になりますよ。ねぇ、唐沢さん」
と、いう根付さんに対して唐沢さんは、
「いや、金集めは私の仕事ですから。言ってもらえれば、必要なだけ引っ張ってきますよ」
と、返す。
いや〜カッコイイ！流石だな、唐沢さんは。
「ん？じゃあ今って門どうなってるの？」
門がどこに開くか分からないなら、会議なんてしてる場合じゃなくない？
「今はトリオン障壁で門を強制封鎖しとるが…それもあと４６時間しかもたん。それまでにどうにかせんと…」
強制封鎖なんてできんの…初耳なんですけど…
「…で、おまえが呼ばれたわけだ。やれるか？迅」
と、悠一に声をかける林藤。
…なるほど、それで悠一ね。
「もちろんです。実力派エリートですから」
ニコリと笑いながら言う悠一。続けて、
「そのかわりと言っちゃなんですけど、彼の処分はおれに任せてもらえませんか？」
と、三雲くんの肩に手を置く。
「…彼が関わっているというのか？」
「はい。おれのサイドエフェクトが、そう言ってます」
城戸さんの問いに対してそう答える悠一。
「…いいだろう。好きにやれ」
「城戸司令…！？」
城戸さんの発言に驚く鬼怒田さん。
「まぁ、悠一がそう言うなら大丈夫でしょ」
「お前は黙っとれ！」
グルン！と顔をこちらに向けて怒鳴られた。
私の扱い酷いな鬼怒田さん。
「解散だ。次回の会議は、明日２１時よりとする」
城戸さんの一言で会議が終了した。
早く部屋に戻りたい…。
私は自宅以外に、執務室兼自室を本部内に所有しているため、ほとんどそこで生活をしている。
早く部屋に戻ろうと扉に向かうと、
「あっ、Aさん！」
悠一に呼び止められた。
「ちょっと手伝って欲しいんだけど…」
えぇ…
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skyzero(プロフ) - 浴衣シグさん» ありがとうございます！これからも頑張ります。 (2020年11月23日 16時) (
レス) id: 906491576b (このIDを非表示/違反報告)
浴衣シグ - この小説、応援してます！がんばってくださいね！ (2020年11月23日 16時) (レス) id: 0bc9a44903 (このIDを非表示/違反報告)
skyzero(プロフ) - 、さん» すみません！急いで外させていただきました！ありがとうございました。 (2020年8月27日 21時) (レス) id: 86e3ec0500 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：skyzero | 作成日時：2020年8月27日 21時
